昨日9月14日、渋谷・ヨシモト∞ホールにて「RGのヘルタースケルター ~RGがHGの前で相方をとっかえひっかえして嫌がらせをする夜~」が開催された。
解散の危機を乗り越え、見事「THE MANZAI」認定漫才師になった
舞台が明転すると、HGとRGは「どうもー、認定漫才師のレイザーラモンです!」と38マイクの前に登場し漫才。すると「ちょっと待ちなさいよ!」と、鬼奴が姿を現しHGに何か液体を浴びせかけた。「硫酸をかけられた!」とハッキリ宣言し、うずくまるHG。鬼奴はそんなHGに容赦なく「Rさんが不遇の時代にずっと一緒にあるあるイベント出てたのあたしなの。誰があるあるイベント支えてきたと思っての!」と冷たい言葉を浴びせかけた。
鬼奴が合図すると、袖から着物姿のどりあんず堤下が真っ赤なロープをもって登場。HGをあっという間に亀甲縛りにし、椅子に括り付けた。この際、HGは脱ぐ予定ではなかったズボンまで脱がされたため、自前のド派手なブーメランパンツが露わに。亀甲縛り以上の辱めを受ける結果に動揺を隠しきれない様子だった。舞台に1人きりにされたHGに鬼奴は姿を見せずに声だけで「Rさんはね、昔のあたしなの。あたし見てらんないの。あの子が自分の持ち物であるものなんて、目ん玉と爪と耳とアソコくらい。全部改造したのあたしなの。Rさん、いや、りりこがあるのはわたしのおかげなの」と衝撃告白。HGも「整形してあれ!?」と驚くも、HGのブレイク時、スティービー・ワンダーの恰好でRGと名乗りはじめ、見ていられなかった姿だったのが、ピンクのスーツが似合うようになり(バービーボーイズ)、着物を着るようなり(市川AB蔵)、羽織をはおるようになり(好楽)、ハリウッド(アバター)まで上り詰めた経緯を写真で懇々と説いた。そして感極まった鬼奴は「1回漫才なめたくらいで調子にのってんじゃねえよ!」と喝。「Hさん、いや、寺島しのぶさん。りりこと組んでできるのはほかにもいるって思い知らせてやるわ。アーッハッハッハ」と高笑いした。
最初に出てきたのは、先日RGが漫才の練習をさぼって一緒にカラオケをしていた相手・
「お久しぶりです、西田ひかるでーす!」と黄色のワンピースで登場した
この雰囲気に気をよくし「漫才なんかもういい!RGと鬼奴、一生にいてくれや。よろしくお願いします!」と鬼奴に握手を求めたRG。ところが、鬼奴は戸惑いを見せ「……この話なかったことに」と拒否。「私プライベートで彼氏できたから」と苦渋の決断をした。するとこれまでRGとコラボしてきた面々が再び現れ、「レイザーラモンの漫才、見せてくださいよ!」とニヤリ。亀甲縛りから解放されたHGとRGは会場中が見守る中、シルバーウルフ漫才を披露した。鳴り止まない拍手を聞いて心を改めたRGは「レイザーラモンは漫才やっていきます!」と宣言。大団円で終わるかと思いきや、RGは「ヘルタースケルター」の世界観をオチまで全うし、観客に最後まで付き合ってもらった。
最初から最後まで散々な目に遭ったHGはエンディングで「お客さんを信頼しすぎですよ(笑)」とRGのアイデアに苦笑。その後2人は「半裸になるって言ったやん」「体に視線がいったら気が散るやろ」とケンカをはじめるも、阿吽の呼吸でプロレス技を決め、仲良しアクロバットで観客に感謝の気持ちを表した。RGは「THE MANZAI決勝に向けて、こういうイベントばっかりしていきたいと思います」と決意表明。再度映画を彷彿とさせる思わせぶりな芝居で去って行った。なお、RGが最近ハマった映画は「アベンジャーズ」だそう。次回イベントは未定だが、乗り遅れたくない人はあらゆる映画を観ておこう。
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