六代桂文枝、東京での襲名披露公演が大盛況

本日9月12日、東京・国立劇場大劇場にて「三枝改メ 六代桂文枝 襲名披露公演」が開催された。

この公演には今年2012年7月16日に襲名した六代桂文枝のほか、春風亭小朝、笑福亭鶴瓶、春風亭昇太、立川談春、桂きん枝、桂文珍、桂文三が出演。1600人が詰めかけ満席となった会場で口上や落語などの演目が行われ、文枝はトリで新作「芸者ちどり」を披露した。

終演後に囲み取材会が開催され、文枝が出席。「暑くてボーッとしてて……（笑）」とリラックスした様子で笑いを織りまぜながらも「ほかのみなさんに助けていただいた。お客さんにも感謝です」と話した。自身の「芸者ちどり」については「『三枝最後の作品』として作ったもので、最新作から1つ前の作品。東京はいいお客さんで反応がよかった」とコメント。一方の口上については「どんどん時間が延びている。通常の2倍です（笑）。主役は本来は頭を下げっぱなしだが、ついツッコみたくなる」とゆかりの深い仲間の落語家達に笑顔で注文をつけていた。

襲名後の名前に関しては「なかなか認知してもらえない」と嘆きつつも「『襲名披露公演が終わったら、三枝に戻したらどうや？』と言われる（笑）。Uターンです」と笑い飛ばす文枝。今後、襲名披露公演は再来年2014年3月まで全国各地にて72会場85公演が決定しており、文枝は「聞くたびに公演数が増えてる（笑）」と驚いて見せたが、最後はファンに対して「お誘い合わせの上、いらっしゃーい！」とおなじみのセリフで呼びかけた。