明日8月11日より、「吉本百年物語」第5弾となる8月公演「わらわし隊、大陸をいく」の上演がスタート。玉松一郎役の
これは、今年2012年に創業100周年を迎えた吉本興業が、その歴史を月替わりに綴る芝居。今回の「わらわし隊、大陸をいく」は、日中戦争勃発後に中国大陸に派遣された出征皇軍慰問隊演芸班「わらわし隊」一行の物語となっている。木村と水野が演じるのはミスワカナ・玉松一郎として活躍した夫婦漫才師。自由奔放なワカナを演じる水野は「最近貴重な映像資料も拝見させていただいたんですが、空気を作るのがうまいというか、見る側をその気にさせてしまうというか、これだけ月日が流れているのに新鮮。ほんとに素晴らしい方だなと思いました」とその印象を語った。木村は「関西で生活してても玉松一郎さんが話題にあがることはなかったですね。破天荒で芸人然としてたらもっと残ってたかもしれませんけど、元々楽士で真面目で、ワカナに惚れて彼女のために漫才師になった人ですから。素人っぽさというのが良かった人なのかなと」と想像。「ほとんど自分自身に近いです。男がいくら言うたかて女性の掌の上やと思ってますので(笑)。まだまだですけど、この歳になって徐々にそういうことを実感して、だんだんわかってきたので、そのまま演技してます」と役作りについても触れた。
以前、後藤ひろひとの舞台で吉本興業の舞台も経験した水野だが「お客さんの笑いが起きたときにどう反応するべきか。今から心配してます(笑)」と木村に笑いかける場面も。木村は「大丈夫ですよ。ものすごい練習してくれてはりますから」と太鼓判を押し、「水野さんが練習してる姿はかえって僕のほうが勉強になるんですよ。周りに大阪の人が多いから口調やイメージや、稽古中にいろいろ言うでしょ(笑)。大変やと思いますよ」と声をかけた。さらに水野は「結局舞台に立ったときに自分を支えられるのは、稽古とそこにいたるまでのプロセスしかないので。それをできるだけ集めて心の支えに。でもそれが舞台で出せなかったら意味がないですから」と自分に気合い。「いやいや、基礎がしっかりしているのは全然違いますよ。水野さん初日から台本持たずにやってらしゃってビックリしました」と語った。
最後に木村から舞台について「ほんとにいい話です。ワカナが戦時に赴いたときも、持ち前の好奇心や優しさで向こうの人と接して、葛藤があってというのがとてもよく現れていて、面白い芝居になってます」とコメント。オフィシャルサイトでは日程やチケットなどの詳細のほか、これまでのあらすじや出演者コメントなども掲載。芝居の一部や関西限定のCM動画なども配信されているので、ぜひチェックしてみよう。
吉本百年物語8月公演「わらわし隊、大陸をいく」
公演日:2012年8月11日(土)~9月2日(日)
※8月13日、14日、25日、26日、27日を除く
開演時間:平日、土曜、祝日19:00(開場18:30) 日曜16:00(開場15:30)
会場:大阪・なんばグランド花月
出演:水野真紀 / 木村祐一 / 松尾貴史 / 山内圭哉 ほか
料金:1階席6000円 2階席5000円(全席指定)
チケット:7月7日よりチケットよしもと、チケットぴあにて発売。
問合せ:チケットよしもと問い合わせ専用ダイヤル(TEL:0570-036-912 10:00~19:00)
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