パンク&昭和を感じさせる芸人が豊後高田「昭和の町」を応援
2012年7月23日 14:04
1 お笑いナタリー編集部
本日7月23日、東京・吉本興業にて大分県住みます芸人・野良レンジャーの「豊後高田『昭和の町』お笑い観光大使」任命式が行われた。
豊後高田市では、昭和30年代以降、中心商店街に残された古い町並みを生かしたまちづくり「昭和の町」を展開。野良レンジャーは、8月4日から31日までここで地域に密着した活動を行い、豊後高田市「昭和の町」のPRに勤め、期間中は昭和の町お笑いガイドやボンネットバスお笑い車掌修行、昭和の町1日店長として来場者をもてなす。
任命式の司会は大分出身の赤嶺と福岡出身の森本によるどんぴしゃが担当し、野良レンジャーは昭和30年代の大人と子供の衣装で登場。大分住みます芸人も2年目ということで、野良レンジャー竹尾は「大分にはおいしい物がたくさんあって6kg太りました」と笑って見せた。ここに、応援芸人として福岡吉本の先輩パンクブーブーが登場。パンク哲夫は出身が大分ということで、「大分にはおいしい物たくさんあるじゃないですか。でも意外と知られてないのが、災害が少なくて、海のものも山のものもおいしい物が多いので、加工の技術が進んでない。しいたけ、かぼすとか、メインがない」と演説口調に。「『ラーメン行こうぜ』とかあっても、『かぼす』行こうぜとかない。あと、気質的にプレゼンが下手なので、せっかく唐揚げが流行っても、そのまま『とり天(鳥の天ぷら)も』ってならない」と熱く語ると、「大分を斜めに斬るのやめてもらっていいですか」と黒瀬から冷静なツッコミが入った。続けて哲夫は「好きだからですよ! ダメなところを知らないと、いいところに向けないでしょ!」と熱弁。今度は元相方でモンスターズとしてかつてコンビを組んでいた赤嶺から「お前、橋本市長か!」と激しくツッコミが入った。すると哲夫はさらに「大分に地下鉄を作りたいんです。ちゃんとした地下街を作りたい。大分を僕が変えます、大分を変えるのは野良レンジャーじゃありません、僕です」と大分住みます芸人宣言。野良レンジャーは慌てて「いやいや僕らが」と先輩を止めにかかった。
ここで、野良レンジャーが「昭和の町」ならではの昔ながらの遊びを披露することに。首藤がけん玉をとりだし、一発で決めるかと思いきや、何度やっても失敗。森本からは「玉に穴が開いてないのかな」と優しいツッコミが入るも、黒瀬からは「福岡吉本の悪いところが出てますよ」と苦笑されてしまった。そこで今度は、野良レンジャーが弟子入りした、地元で有名なバスガイドが登場。その巧みなトークと愛嬌で会場は一気に盛り上がり、芸人陣は「漫談仕上がってますねー」と熟練の技に思わず感嘆した。
そこで、芸人側も負けじと“昭和を感じさせる芸人”代表としてムーディ勝山が登場。「記者の皆様、お久しぶりでございます!」とかつてと変わらぬ美声を張り上げ、おもちゃのマイクに「スイッチが入ってませんでした」とひとボケしてから、この日のための新曲を歌った。「野良レンジャー観光大使に任命された そのめでたい記者会見を左へ受け流す」という歌詞で懐かしのメロディを歌い上げると続けて「あと2、3曲」と歌おうとし、「もういいです」「何年か前ならいざ知らず」と止められたムーディ。「おい! チャンスやと思ってんねん、久々の記者会見やぞ!」と主張するもあえなく引き下がることになった。続いては福岡吉本の大先輩、シベリア文太の登場。冒頭から次々とギャグのようなものを連発するもまったく何を言っているのか伝わらず、赤嶺も「こっちが勘で聞き取らないといけないんですか?」と先輩にツッコんだ。まったくめげない文太はなおも、マラソンの瀬古選手や、冒頭にどんぴしゃ森本もマネした野球の王選手のモノマネを披露。「あとは各自笑っとくように」と言い残していた。野良レンジャーの活躍は、今後YNNやブログなどで紹介。この機会にぜひロマン満載の「昭和の町」を訪れてみよう。
お笑いナタリー @owarai_natalie
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