HGがRG無視で事態悪化、解散へ一触即発の新喜劇楽屋

2012年5月27日 19:44 211 1 お笑いナタリー編集部

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昨日5月26日、新宿・ルミネtheよしもとにて、小籔千豊座長の吉本新喜劇を上演。現在解散をめぐって対立しているレイザーラモンが共演した。

6月8日（金）、渋谷ヨシモト∞ホールにて行われる「RG38歳の誕生日。38といえば38マイク。HG、漫才しようか。」をめぐって意見が対立しているレイザーラモン。右端がRG、左端がHG。

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現在あるあるが一部ファンに人気のレイザーラモンRGは、6月8日（金）に渋谷ヨシモト∞ホールにて、「RG38歳の誕生日。38といえば38マイク。HG、漫才しようか。」を開催することを今月5月頭に独断で発表。「今宮子供えびすマンザイ新人コンクール」で福笑い大賞を受賞したかつての自分たちの原点に立ち返るため、あるあるではなく漫才への熱い思いをお笑いナタリーに語った。

ところが、この2週間後、RGのインタビュー記事を読んだHGが激怒。緊急記者会見を行った。そこでHGは俳優への転身を考えていることを明かし、今回のRGの身勝手な行動で解散を視野に入れたことを告白。取材中には、俳優への道を考えるきっかけとなった人物・塩谷瞬からメールが届くという偶然も重なり、HGは俳優への決意をますます固くした様子だった。

昨日は2人が共演するとあって、吉本新喜劇の協力を得て楽屋に取材に向かったところ、2人は少し離れた場所に着席。HGは真剣に台本を読み込み、RGは手持ち無沙汰の様子だった。この日の舞台でHGは、小劇団に入った女優・宇都宮まきの恋人で俳優という役どころ。所属事務所から交際を禁じられるが、まきへの思いを諦めきれず、劇団に追いかけてくる男を熱演した。一方、RGは新喜劇に欠かせないチンピラ役。なかやまきんに君の弟分で、劇団座長の清水けんじのもとへ借金の取り立てにやってきた。

終演後RGに話を聞いたところ、「解散するみたいな書き方すごく困ります。いろんな人や問い合わせがきたり、先輩に『大丈夫か？』って心配されたり。僕のTwitterに『解散すんの遅すぎるやろ』みたいな傷つく言葉もありましたし」と苦い顔。実際にこの日和解の話し合いが行われたのか尋ねると「……まったく口を聞いてないです。話しかけたんですけど、彼は親友のきんに君と喋ってばかりでまったく俺と話そうとしません」と肩を落とした。楽屋でもほかの座員たちが気を使っているとのことで「あまりにもHGが僕を避けるので、腫物に触る感じになってます」と、HGの大人げない態度に不満も。「僕自身はライブに向けて漫才の設定が溢れるように沸いてきていて、あれもやりたいこれもやりたいって感じです。早く稽古しないと間に合わないのに」と苛立ちを露わにした。また、この日はハイキングウォーキングやロシアンモンキーらが楽屋でネタ合わせをしており、取材中RGは何度もそちらをチラチラみるなど落ち着かない様子。理由を尋ねると「彼らめっちゃ練習してて、舞台でもめっちゃウケてて……うらやましい。僕らもああいうコンビになりたい」と本音を明かした。最後に、HGに伝えたいことがあると言うRG。「俺たちは『今宮子供えびすマンザイ新人コンクール』という歴史ある賞を受賞している。漫才しないと、ほんまにバチ当たるぞ、と伝えてください」と肩を落とした。

その直後、HGのもとへ向かうとRGの言うとおり、HGはきんに君と談笑中。この日は新喜劇という芝居の仕事ということでテンションも高く、「小籔座長にお願いして、ボケのない重要な役どころで入れていただいているので、やりがいを感じてますし、すごくいい仕事できてるなと思いますね」と顔をほころばせた。会見後の反響を聞いてみたところ「最近俳優の方たちとつるんでるので解散について特には。『やっと本腰入れて俳優のほうに』と、喜んでくれた方もいました」とスッキリした様子。しかし、「解散についてはあくまでRG次第」と添えた。2人の関係について聞くと「今日ライブのことや漫才のことを話してくれるかと思ってたんですけど、全然話しかけてくる様子もなく。まあ、僕も前回のこの芝居のDVD見たり台本に集中したりはしてましたけど。あと、きんに君と喋ったり、塩谷くんとメールしたり。でも多分話しかけてきてはないと思いますね」と憮然としていた。さらに「相方は漫才漫才って言ってるわりには、今日の舞台でもあるあるを歌ったり、漫才と真逆のことをしてる。本当に漫才やる気あるとは思えない。がっかりです」と非難。「こんなことなら、きんに君とアメリカ行ってハリウッド進出目指すほうが現実的ですよ」と冗談交じりに笑いとばした。

行き違いのケンカから、すでに険悪なムードに入ってしまった様子の2人。本番まであと2週間と迫っているが、果たしてライブはどうなるのか。Twitterではファンのみならず多くの芸人たちも注目しているだけに、今後も波紋を呼びそうだ。