「文化人Tシャツ作りたい」バカリズム映画が本日公開

本日5月26日、東京・シネマート六本木にて映画「バカリズム THE MOVIE」の初日舞台挨拶が行われ、バカリズム“ほぼ”監督が出席した。

「バカリズム THE MOVIE」は、監督・脚本・主演を“ほぼ”バカリズムが務める映画。復讐劇からヤンキーもの、アイドルとの妄想劇、アニメーションのバトルストーリー、実写ヒーローものと、まったく異なるジャンルの5作品を一度に楽しむことができるオムバス映画となっている。

本日の初回上映終了後、バカリズムは2012年1月から3月にかけて放送されていたテレビ番組「バカリズム THE MOVIE」（TOKYO MX）と同じチャップリンの衣装を着てステージに登壇。「面白かったでしょ？」と観客に呼びかけると大きな拍手が返ってきた。

作品について「（5作品の中で）特に心に残っているのは『魔スノが来たりて口笛を吹く』。撮影で1日ずっと中学生と一緒にいると、だんだん自分がおっさんだということを忘れるんです。1時間に1回自分がおっさんだと思い出してゾッとしました」と語り、会場を沸かせたバカリズム。映画が本日完成したばかりだったことを明かし、「間に合ってよかった。普段テレビを作っているスタッフだったから“オンエアに間に合えばいい”という感覚だった」と事情を説明した。

また、2日前にカンヌの夢を見たという“ほぼ”監督。「カンヌがなんなのかわからないんですけど……」と前置きしつつ、「“予選決まりました”って連絡が来て、1回戦に行ったら殴り合いだったんです。でも負けて失格して“カンヌ、ダメだったー”って思う夢でした」と、残念そうな表情を浮かべていた。

かねてより“文化人”への憧れを公言し、今回映画を“ほぼ”監督したことで晴れて文化人の仲間入りを果たしたバカリズム。文化人として真っ先にやりたいことは「文化人Tシャツを作ること」と宣言し、自分が文化人であることをアピールしていきたいと抱負を語った。また、この映画が4日間、5回限りの上映ということで、「みなさんの反応で今後どうなるか決まります」と説明。ファンの反応によっては全国での上映があることも匂わせていた。

「バカリズム THE MOVIE」は本日5月26日（土）のほか、27日（日）、6月2日（土）、3日（日）に劇場公開。チケットはすでに完売している。