明日先行スタート、今田主演舞台「NGワードライフ」大阪

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8月16日(木)から18日(土)に、大阪・サンケイホールブリーゼにて舞台「NGワードライフ」大阪公演が上演。この舞台に出演する今田耕司宮川大輔カラテカ入江が舞台について語った。

8月16日(木)から18日(土)に、大阪・サンケイホールブリーゼにて上演される舞台「NGワードライフ」大阪公演に出演する今田耕司(中央)、宮川大輔(右)、カラテカ入江(左)。

8月16日(木)から18日(土)に、大阪・サンケイホールブリーゼにて上演される舞台「NGワードライフ」大阪公演に出演する今田耕司(中央)、宮川大輔(右)、カラテカ入江(左)。

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同舞台は昨年2011年9月に東京・天王洲銀河劇場にて初演。「尋常人間ZERO」「愛Pod 才能は努力では手に入らないのですか?」に続く、構成作家・鈴木おさむと今田耕司による舞台の第3弾となっている。舞台は1980年代の大阪・川本新喜劇。新喜劇の人気は徐々に漫才ブームに押され、劇団員の中に変化が起こる。今田演じる座長のケン太は、誰よりも新喜劇を愛するがゆえに、周囲の変化に対応できずいつしか横暴な態度をとるように。宮川演じる座員のボン平は、大好きな座長のそんな姿を見ていられず、あることを決意する。

これまで“才能”をテーマに繰り広げてきたこのシリーズの中でも、今回の主役は芸人が演じる芸人。今田はこの舞台に際して「才能って不思議ですね。ほんとに面白いわかりやすいものを作り出す才能もあれば、人を引き付けるのも才能でしょうし。1種類ではないですもんね」と語った。多くのレギュラー番組を抱え、全国的知名度を誇りながらも「自分の才能が一番わからない。人のはわかるのに。どうしてここまでこれたのか。出会いとか、人に助けられてるっていう部分はあります」と謙虚に回想する場面も。「明石家さんまさんが『こんなに長くやれると思ってなかった』っておっしゃってたので、こんな人でもそうなんやってビックリしたことがあります。確かに、来年までやれたらええなって思ってたのがずっと続いてる感じはありますね。振り返ったらそれが27年続いてた。そんなにやれるとは思ってなかったです」とこれまでの芸人人生を振り返った。

今回、普段から親交の深い宮川と入江と舞台共演ということで、改めて今田から見た彼らの才能について聞いてみると、「大輔に関しては、弾けっぷりと身体能力の高さなんかはすごいですね。周り見渡しても大輔と似たような人はいないです。そりゃあ売れるわと思います。天然素材のメンバーなんかはわかってたんじゃないですか、大輔の才能。もともとその核となるものを持っていて、ここまでいい縁に巡り合えて爆発したんでしょうね」と絶賛すると、宮川も恐縮。入江に対しては「やっぱり人付き合いですよね。人をホッとさせる。頑張ってるところを隠さないですからね。もがいてるところをこれだけオープンに見せるって(笑)。普通ちょっと隠すじゃないですか。入江は出したくてしょうがないんですよ。自分で不安材料持ってきて『俺不安なんですよ』って。もう趣味(笑)。でもこれだけ言われたら、話聞いてるほうは楽なんですよ。自分の悩みをちょっと忘れますね」と、3人で笑いあった。

チケットよしもとプレミアムでは、明日5月26日から先行発売。一般発売は6月16日から。東京公演では、観客はもちろん多くの芸人も涙したこの舞台を、ぜひこの機会に観てみよう。

今田耕司、宮川大輔、カラテカ入江のコメント

――「NGワードライフ」の話を聞いたときの印象は?

今田:この舞台の前に、同じく鈴木おさむくんが作った舞台「芸人交換日記」を観に行ったんです。いやー、良かったんですよ。「これはえらいもん観てもうたな、やばいな」って思いましたね。「これ『NGワードライフ』は超えられるのかな」と。「NGワードライフ」の台本はできたんですけど、まだ想像つかなくて。「これはまずいぞ」と思ったのを覚えてます。今回の舞台はストーリーが特に、最後のオチとか印象的で。自分の役柄もこれまで芸人役というはなかったですし。笑いもこれまではもうちょっとあったのが、今回はハードな感じですね。前の「愛Pod」もそうですけど、おさむくんの中で“才能”というのがキーワード。“才能”というものに対する、いろんな角度からのアプローチの1つかなと。

――ご自身も新喜劇の座長をされてますが、役柄になじめましたか?

今田:スッといけました。ちょっと嫌な役ではあったので、書いてある通りにやるということでもなく、そこは難しかったですね。やりながら考えることが多くて、実際に誰かの顔が頭に浮かんだり、シンクロするんですよ。昔の新喜劇のメンバーとか。その感覚はこれまでなかったです。

――今田さんと宮川さんの掛け合いも見どころの1つですが、練習はいかがでしたか?

今田:いろいろ変化がありましたね。「今日は大輔こんな風に言うんや」とか、変えてたり。

宮川:僕は「ボン平ってこんなんやろうな」とかなくて、自然にボン平でしたね。声が大きくて、先輩が好きで。自分が好きな先輩のええ時と腐ってる時を見て。やっぱり怒られてるときのセリフとか怖いんですよ。「なんでこんなこと言わはるんやろ」ってほんとに思って。で、そこから先輩の胸のうちを聞いた時の辛さというか、せつなさ。そのへんはやっててたまらんもんがありますね。

今田:確かにな。

――入江さんはこれまで「劇団おさむショー」なども経験されてますが、今回の舞台はいかがでしたか?

入江:やっぱり全然雰囲気が違いましたね。台本見たときは、今田さんと宮川さんのセリフ量が多くてすごいなって思いましたし。

今田:でも今回「入江くんが良かった」って人がすごく多くて。入江の顔が一番グッときたって人も。

入江:芸人の先輩には「良かった」ってよく言っていただきました。あと、「ちっちゃかった」ってすごく言われて。そんなにちっちゃいですかね?

今田・宮川:うん、ちっちゃい。

入江:それがさらに切ないって言われました。

今田:いかにも芸人って感じやもんな。

入江:水玉れっぷう隊のケンさんが一番言ってました。ケンさんも小さいんですけどね(笑)。

――稽古場で3人はどういう雰囲気だったんですか?

今田:楽屋の延長みたいでしたね。意外と稽古もギュッと凝縮されてたので、しんみりした雰囲気も残らず。今までの舞台だと朝までが多かったんですけど、今回は「集中して1回通そう」とか。

――大阪公演は東京公演と反応が違うと思いますか?

今田:より新喜劇に対してなじみが深いですからね。楽しさ半分、怖さ半分ですね。大阪で活動している芸人さんたちにも観に来てもらいたいですね。

――最後に読者にメッセージをお願いします。

今田:いい意味で期待を裏切れると思ってますので、ぜひ全国の人に夏休みの旅行がてら大阪まで観に来ていただきたいです。

宮川:僕はこのお芝居で、いろんなセリフがあるんですけど、ほかの人のセリフでも「なるほどな」って何個か心に残るようなセリフが多いので、そんなんキャッチして、観終わった後に「よっしゃ頑張ろう」とか思ってほしいと思います。

入江:なかなか今田さんと宮川さんを生で観る機会がないと思いますが、生で観ることに意味があると思いますので、ぜひ生で観ていただければ。「生で」って合ってますよね?

今田:なんやねんー。

宮川:しばいたろかお前。

入江:いいこと言ったと思ったんですけど。

「NGワードライフ」大阪公演

日時:2012年8月16日(木)・17日(金) 18:30開場 19:00開演 / 18日(土) 16:30開場 17:00開演
会場:大阪・サンケイブリーゼ大阪
劇作・脚本・演出:鈴木おさむ
出演:今田耕司 / 宮川大輔 / 野間口徹(親族代表) / 伊藤修子(拙者ムニエル) / カラテカ入江
料金:1階6000円 2階5000円
チケット:チケットよしもとプレミアム 5月26日先行発売
チケットぴあプレリザーブ 6月9日
一般発売6月16日
問い合わせ:チケットよしもとインフォメーション 0570-036-91

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