「引いてもいい話」オンパレード、スパローズのクズトーク
2012年5月14日 12:37
1 お笑いナタリー編集部
昨日5月13日に東京・新宿シアターモリエールにて、スパローズ初単独ライブ「クズ&クズ」トークライブが行われた。
開始早々、森田は大勢の観客にビックリ。「謝っておきます。こんなに入る予定でトークを考えてません」と謝罪し、大和も「ノープラン」ではなく、「ノー作戦」だと開き直った。ただ2人は「見ている人も仲間。クズじゃないと笑えない」と観客も共謀に。大和は「クズキャラを守らないといけないと思ってライブ前日の夜に飲みに行った。形だけと思ってたら、4時にベンチで寝てた」という最新のエピソードを序盤から披露し、“キングオブクズ”ぶりをしっかり見せつけた。
今回彼らにゆかりのあるゲストが来ているということで最初に姿を現したのは、福岡吉本時代の同期・ヒロシ。福岡時代から東京に上京したてのときにも彼らと一緒に暮らしたり遊んだりしていたというほど仲良しのヒロシは、「すごく気合が入ってる。昨日の夜スバローズのこと考えてて眠れなかった」と登場してからニコニコし通しだった。一時はトリオになる話もあったという3人は「初対面のサイトウさん(ヒロシ)は話しかけることもできないくらい変」「会ってすぐにサイトウさんが森田の家に住みついた」「大和とサイトウさんが森田の部屋に段ボールで迷路を制作」など、濃い話がてんこ盛り。楽しすぎて自分を抑えきれなくなった大和は「伝説を作ろう!」と“引いてもいい話”のオンパレードを繰り出し、スパに「クズ仲間。心臓が強い」と言われた観客たちも大爆笑でそれに応えた。
続いて「あの大物が」というお約束のフリで登場したのは、彼らがとてもお世話になっているという原口あきまさ。明石家さんまのモノマネでしっかり会場を盛り上げるも、「御花いただいたのはいいんですけど、1円にもならないのでお金ください」と森田にさっそくたかられてしまった。原口は年末に決まって後輩たちにあげるお年玉も、今年は森田にだけあげなかったとのこと。実は、3年前にノリでオードリー春日にだけあげずにいたところ、翌年オードリーがブレイク。2年前はHi-Hiの岩ちゃん(岩崎)にあげなかったら今年ブレイク。「じゃあ今年どうしようと思ったら、スパローズしかいない!」と、大和にだけあげたということだった。この状況に大和は「お金もらえたし売れるし」と大喜び。しかし、森田は「売れなくていいから1万ください」と真剣に詰め寄った。実際芸歴18年で多くの関係者たちから好かれる2人は、これまで先輩たちから授けられた数多くのジンクス崩壊伝説を樹立。原口も「これで売れなかったら本当にクズ」と心配していた。また、ナインティナイン矢部のカラオケ飲み会の話では、すでに矢部のことを「お金にしか見えない」という大和の奮闘ぶりも明らかに。ハイクオリティのモノマネでカラオケを盛り上げる原口も、「大和のトイレットペーパーの亀甲縛りは芸術」と手放して褒めていた。
最後は「間に合わないかと思ったけど、来てくれました!」と森田。いよいよ本物の大物芸人の登場かと観客も色めきだったが、出てきたくじらに会場も「やっぱり」と爆笑し、この期待感の責任をとるため、くじらは登場早々スパローズから土下座を要求された。芸人界きってのいじり芸を持つスパローズは恰好の標的くじらにロックオン。土下座をするための土下座、客席からの土下座、ピンスポットでの土下座、お笑いナタリー用の土下座と、フルスロットルでくじらをいじり倒し、観客も笑いが止まらない様子だった。しまいには、「くじらファンの後輩がいる」というスパの紹介で、にじむピンク島津が見るからに緊張した面持ちで登場。一瞬喜ぶくじらだったが、まさかの「どいつがくじらだよ!」という島津の言葉に、くじらも力なく土下座した。
エンディングは最後の公演を控えながらスパローズは2人ともフラフラに。「このあと逃げ出す可能性ある」「今のタイミングのビール一番うまい」とぼやきながらトークライブは終了した。単独ライブの模様は追ってレポートする。
お笑いナタリー @owarai_natalie
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