バカリズムが語る「IPPONグランプリ」の戦い方

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明日4月7日(土)放送のバラエティ特番「土曜プレミアム『IPPONグランプリ』」(フジテレビ・関西テレビ系)には、過去6大会中3度の優勝を果たしている“絶対王者”バカリズムも出場。お笑いナタリーでは現在「IPPON GP」とゆかりの深い人物のコメントを紹介しており、今回はバカリズムの話を届ける。

「IPPONグランプリ」ロゴ。

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第7回となる明日の放送にはバカリズムのほか、有吉弘行、おぎやはぎ小木、千原ジュニアバナナマン日村、ピース又吉と、初出場のずん飯尾、小籔千豊南海キャンディーズ山里、平成ノブシコブシ吉村が登場。バカリズムが語る「IPPON GP」への思いを噛みしめながら、ぜひ楽しもう。

なお3月31日には第1回から第3回までが見られる番組DVDが3巻同時発売されている。

バカリズムのコメント

――バカリズムさんは優勝3回の実績から「絶対王者」と言われています。

できるなら6回ぜんぶ優勝したかったですね(笑)。自分はたぶん優勝しなきゃいけない。発想を武器にしているタイプなので、こういう大会は負けられないですね。

――有吉さんも以前、バカリズムさんに「大喜利で食ってる」とおっしゃってました。

有吉さんにはおもしろい関係性を作ってもらって(笑)、すごく助けてもらっています。ただ、対立関係はいいんですけど、自分が悪者になってるのはちょっと意味がわからない(笑)。それも前回(第6回大会)で、ちょっとグチャってなっちゃいました。

――ネプチューンのホリケンさんと桂三度さんが決勝に進出された回ですね。

それで、有吉さんとちっちゃい声で「これ、どうする? この後どうするの? 俺らの感じ」っていうのはありました。

――第6回の初戦敗退は、バカリズムさんにとって初めてのことでした。

悔しかったですけど、ホリケンさんがすごくハマッていたんで仕方ないですね。自分がつまんない答えを出したという意識はないので。ただ、決勝はちょっと「どうなんだアレは」と(笑)。初めて「がんばってほしい」っていう気持ちで見てました(笑)。

――これまでで一番印象的だった回は?

僕、過去に2回(第1回と第5回)、千原ジュニアさんと決勝で戦ってるんですけど、勝敗は別として、特別な感じがあってシビれますね。やはりジュニアさんは大喜利が強いですし。審査員として見ているときも、僕はけっこうジュニアさんの答えが好きでうまいなぁと思うので「あ、そういうパターンか」みたいなのが楽しいです。

――バカリズムさんが答えを出すときには、おそらく駆け引きやテクニックがあると思うのですが、そういうものを教えていただくことはできますか?

あの、「これが僕のやり方」という戦略が1個だけあるんですけど、それはちょっと言えないです(笑)。

――「向き、不向き」のお題もあると思います。

得意なお題のときは普通に楽しみながら、感覚だけで思いついた答えをバンバン出していく。逆に「これは絞り出さなきゃいけないな」という厳しいお題のときは、自分が今まで身につけたテクニックでなんとかやりくりする感じ。その2パターンですね。あと、僕、わりと絵が得意と思われがちなんですけど、そこまででもない、というか。言葉遊びができるタイプのお題のほうがポンポンできます。

――ちなみにオンエアはご自身でご覧になりますか?

自分が優勝した回だけ見ます(笑)。ただ、松本さんの解説は自分の回答のときに重点的に見て「こういう風に捉えられてるんだ」とか「たしかに分析するとそういうことだな」と思っています。

――特典映像には松本さんのブースの映像が別ディスクで入っています。

すごくいいですね。1回すごいと感じたのは、僕が実験的にフリップを出すタイミングを変えたことがあったんですよ。だいたいみなさん、ちょっと長めの文章の答えとかのときには、読みながら最後の一言でバチッとフリップを出す、っていうやり方なんです。それを僕は「最初に答えを出してから、それを読む」っていうのをやってみたんです。「どっちがウケるんだろう?」と。

――そういう実験も挟み込んでいるんですね。

やってみたら実際ちょっとウケがよくなかったんですよ。そのときに松本さんが「バカリズムはフリップの出し方がちょっと違うな。タイミングがおかしい。もったいない」みたいなことを言っていて、あとでそれを見て「うわー! すげー!」「そうそう、僕、変えたんです!」と。あれはすごいなと思いました。

――これまでの大会、いわゆる「東」の芸人さんが強くて「西」の芸人さんが1度も優勝していません。

たしかに「東」の芸人は強いと思います。僕らはデビューしてネタを作り始めたときから、漫才やコントなどで「考えていること」の面白さを要求されてきた。関西弁というお笑いの武器を1つ持っていない。だから、おぎやはぎとかバナナマンが独特なのも、オリジナリティをずっと求められて、どうやれば面白くなるのかを追い込まれてやってきたから、というのがある。それは僕自身も。もしかしたらそれが関係しているのかも知れないですね。もちろん「西」の芸人さんへのライバル心は誰しもあると思うんですけど。

――バカリズムさんとバナナマン設楽さんとおぎやはぎ小木さんで「IPPAN GP」というスピンオフ番組を深夜にやられてますけど、こちらについては?

あれは楽しいですね。10年くらい前からライブとかで一緒だった先輩2人と、本当に楽屋で喋っているような感じでできるんで。みんなから送られてきた回答に、ただ笑っていればいいわけです(笑)。誰が優勝してもあの3人でずっとやっていきたいです。

――最後にDVDの見どころを教えていただければ幸いです。

僕の答えだけ見ていただければ(笑)。あとは、IPPONは取ってないけど面白い答えってあると思うんです。1個1個の答えを、それぞれ見る人の好みで判断してもらいたいですね。視聴者の方も回答を考えてみるといいですよ。いかに芸人さんがすごいかわかるかと(笑)。出てる人みんなカッコよく見えると思います。

土曜プレミアム「IPPONグランプリ」

フジテレビ・関西テレビ系 2012年4月7日(土) 21:00 ~ 23:10
<出演者>
大会チェアマン:松本人志
出場者:有吉弘行 / ずん飯尾 / おぎやはぎ小木 / 小籔千豊 / 千原ジュニア / バカリズム / バナナマン日村 / ピース又吉 / 南海キャンディーズ山里 / 平成ノブシコブシ吉村
観覧ゲスト:浅見れいな / 大島麻衣 / 風間トオル / 具志堅用高 / 品田英雄 / 菜々緒 / 平愛梨 / 槇原敬之 / 升毅 / 丸山桂里奈 / ラモス瑠偉 / 渡部豪太
フロア進行:伊藤利尋フジテレビアナウンサー

DVD「IPPONグランプリ01」

出演:松本人志 / 有吉弘行 / ケンドーコバヤシ / バナナマン設楽 / 世界のナベアツ / 千原ジュニア / チュートリアル徳井 / バカリズム / ビビる大木 / ハリセンボン箕輪 / オードリー若林

DVD「IPPONグランプリ02」

出演:松本人志 / よゐこ有野 / スピードワゴン小沢 / 野性爆弾・川島 / バナナマン設楽 / 世界のナベアツ / サバンナ高橋 / 千原ジュニア / 椿鬼奴 / ネプチューン堀内 / オードリー若林

DVD「IPPONグランプリ03」

出演:松本人志 / よゐこ有野 / 有吉弘行 / ケンドーコバヤシ / 世界のナベアツ / ドランクドラゴン塚地 / 友近 / 笑い飯・西田 / バカリズム / ビビる大木 / バナナマン日村

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