さや香「ヨルノマンザイ」で“からあげ4”の新境地　ピ夜も登場

12月10日深夜、「バラバラマンスリー」（テレビ朝日）内の「ヨルノマンザイ」（テレビ朝日）第2話が放送され、さや香が登場した。この番組は、夜の街で漫才師たちが繰り広げる“日常会話という名の極上漫才”をドラマのような映像で見せるもの。芸人たちはドラマの世界観の中で、芸人にならなかった世界線の自分たちを演じ、台本のない日常会話として自然に漫才を展開していく。

さや香が登場した第2話の舞台はクリスマスイブの中華料理店。新山はいつも通り、同期の石井と何気ない話をしていたはずが、石井の“衝撃告白"で空気が一変する。さらにあることが火種となり、新山の持論が暴走。テーブルを離れて路地裏へと場所を移し、“熱と情がぶつかる”予測不能の会話劇が始まる。さや香は“伝説のネタ”との呼び声も高い“からあげ4”を披露した。

さらに「M-1グランプリ2025」ベストアマチュア賞受賞で話題の男女コンビ・ピ夜も登場している。2組が収録後コメントを発表した。この番組はTVerとABEMAで見逃し配信中。

さや香 コメント

──撮影を終えての感想を聞かせてください。普段の漫才とは違った撮影になったと思うのですが、いかがでしたか？

石井：普段の漫才が“会話”なので、思ってたより意外とやりやすかったですね。

新山：たしかに違和感なくと言うか。これぞしゃべくり漫才師だと。これはしゃべくり漫才師だからこそできると言うか、コント漫才師ではなかなかできないから。

石井：あんま言わんやろ、自分で（笑）。

新山：なんて言うんですかね……。全然自然な「普通の会話」として漫才を作っているということを再認識できた感じがしました。

石井：あとは今ものすごく声帯が痛くて……。

新山：“からあげ”やりましたからね。かなり大きい声出したから。

石井：それくらい声量を出したので、いろんなところに迷惑がかかっていないか心配です。

新山：でも“からあげ”って、ほかの番組でも「やってください」とオファーいただけることもあるネタなんですけど、今回“からあげ”の新境地というか、この「ヨルノマンザイ」ならではの初めてのアレンジが加わっているので、ぜひお楽しみに。

石井：たしかに今までやったことないニュアンスがあったもんな。

新山：僕らも収録終わりたてでどうなっているかわからないですけど、「逆にそのパターン!?」みたいな。むしろ狂気性が増すのか……ちょっとこれはほかでは見られない“からあげ”。

石井：僕らも放送でどうなってるか楽しみです。

──今回、パラレルワールドのような「芸人にならなかった世界線」という設定でしたが、もし芸人でなかったら何をしていると思いますか？

新山：僕はストレートに「学校の先生」ですね。教育大学だったので、学校の先生になって、たぶん「見せ算」やってたんやろうなって感じです。数学の先生になって。「M-1」で「見せ算」やったのも教育大学の名残ですよね。夢の残りカスがあんな舞台で出てしまった（笑）。

石井：僕は子供の頃に書いていた将来の夢を見たら、「体育の先生」とか「体操のお兄さん」とか書いてあって。だから今、ダンスしたり、なんか“動く”ライブをやったりしてるんですわ。小さい時から体動かすのが好きで。

新山：「M-1」でも「歌のお兄さん」のネタやってたから、そういう意味では夢が叶ってる。「からあげ4」も体操のお兄さんみたいなところあるからな。

石井：どこがやねん！ 流せるか！教育テレビで。

ピ夜 コメント

──撮影を終えての感想を聞かせてください。

キノシタ：めちゃめちゃ緊張しました。

イワサキ：たしかに緊張してたな（笑）。

キノシタ：番組とか出るのほぼ初めてなんですけど、こんないきなり……ドラマ風の……ちょっとなんか……。

イワサキ：アブノーマルな感じ……。

キノシタ：（イワサキを見つめて）アブノーマルな……。

イワサキ：ふふふふふ（笑）。

キノシタ：……刺激がありました。

──さや香さんのネタを間近で見てみていかがでしたか？

キノシタ：恐竜みたいでした。声量が全然違うなって。やっぱりこれがプロなんだなって言う。まだまだ声を出すところから、ちょっとずつプロの人に近づけるように……頑張ります。

イワサキ：とにかく迫力がすごくて……「こんなことを4分間やってたらそりゃ疲れるよな……」みたいな話をしてました。

キノシタ：むちゃくちゃ息切れてらして……。僕らは本当に、なんにもしんどくなくて……。

イワサキ：息切れたことない……（笑）。

キノシタ：楽なことやってるなって思いました。反省しました。

──「M-1グランプリ」はいかがでしたか？

キノシタ：やっぱり「M-1」見に来てくださるお客さんは、わりと知ってくれているコアなお笑いファンの方が多いので、わりと温かい中でできました。（準々決勝では）もちろん初めてNGKの舞台に立って、やっぱり全然違うなって感じました。広いし、お客さんも多いし。普段ワンルームに住んでるんで全然広さが違うなって。楽しかったです、「M-1」は。いい経験になりました。

イワサキ：はい。楽しかったです。

──今後の活動はどうされていくのでしょうか？

イワサキ：ちょっと未定……。

キノシタ：「M-1」が終わったら今後の進路をまた2人で相談しようっていう……。

イワサキ：約束……。

キノシタ：そういうフェーズです。