5月31日深夜に開発枠「レギュラー番組への道」(NHK総合)で放送された「お笑いバトル!ピン・ツー・スリー」は、お笑い界の次世代を担うであろう若手2組がキャプテンを務め、自身でチョイスしたピン、コンビ、トリオとチームを結成して挑むNHKの新たなネタ番組。記念すべき初回では
地上波テレビのネタ番組は減少傾向にあり、NHKでも唯一レギュラー放送されていたネタ番組「わらたまドッカ~ン」(NHK Eテレ)がこの春の改編で終了。そんな中、構成作家の樅野太紀氏を中心に立ち上げられたのがこの「お笑いバトル!ピン・ツー・スリー」。お笑いコンビ「チャイルドマシーン」として自身も2004年まで芸人として活動していた樅野氏は、「若手がネタを披露できる場を作り、これに出ればお笑いファンが必ず見てくれるという番組をレギュラーとして定着させたい。劇場でがんばってネタを作っている若手にできるだけチャンスを与えたい」とお笑いナタリーの取材に企画意図を語っている。
チームはキャプテン自らが選んだ芸人で構成。エバースは
初の試みとあって、お笑い投資家たちの投資活動は探り探り。先攻のエバースチームからトップバッターを担当した金魚番長は、「競歩」を題材にした漫才で大きな笑いを生み出していたものの、まさかの374ビビっと。これが多いのか少ないのかも最初はあまりピンときていない一同だったが、今回最高得点だったかが屋の690ビビっとと比べると大きな差が。オンエアには乗らなかったが、敗れたエバースチームにはCO2噴射の罰ゲームが用意されており、キャプテンのエバースは“敗因”とみなした金魚番長・古市を最前に押し出してスモークまみれにさせた。
1人10ビビっと、合計1000ビビっと満点のうち、700~800程度で競り合うだろうと考えていたという両キャプテン。「こんなシビアなネタ番組、今ないですよ(笑)」と笑い、「金魚番長はかなりの爪痕を残した。この点数はどこまで守られるのか」と記録に残りそうな最低得点に注目していた。樅野氏は「反省点は山ほどあって、ここから改善して成熟させていきたい」と振り返りつつ、「みんなが生き生きがんばってくれていたのはよかった。金魚番長が軸になったなと。彼らとしては不本意かもしれないけど(笑)、番組としてはめちゃくちゃ面白くなった。“伝説の374”」とトップバッターとして番組を盛り上げた金魚番長を称えた。
番組はNHKプラスで6月7日(土)深夜まで視聴可能。放送を見逃した人はチェックしてみては。
お笑いバトル!ピン・ツー・スリー
NHK総合 2025年5月31日(土)24:10~
NHKプラスでの配信は6月7日(土)24:39まで
<出演者>
エバースチーム:エバース / ソマオ・ミートボール / 金魚番長 / オフローズ
かが屋チーム:友田オレ / 春とヒコーキ / リンダカラー∞
ピン太郎(天の声):樅野太紀
かが屋 加賀翔 @kaga_kagaya
金魚番長本当に観てほしいです #ピンツースリー https://t.co/7PE0crFO7v