石田の装いが白ということでくるまは「黒を用意してもらった」というスタイリングで登場。対談冒頭、衣装の話から昨年の「M-1グランプリ2024」決勝の話にさっそくなだれこみ、石田が「すごくないですか? 2年連続の成功例と失敗例(笑)」と連覇した令和ロマンを称えるとともに自分たちのM-1連覇への挑戦を笑いに変換する。くるまは連覇前、2024年の劇場の立ち方について「600回立ってずっと客席の人が初見みたいでホームではない。7年目にしてフラットな1年間だった」と振り返った。
「過去イチ盛り上がった」(石田)、「スタッフさんも気合が入っていて、ウケ量だけじゃなく皆さんの熱量があった」(くるま)という昨年のM-1の話では、令和ロマンのトップバッターについて石田が「悪魔降臨みたいだった(笑)」、くるまが「なんとかウケてくれ!と思いながらやった」とその瞬間の心境を語る。その1本目のネタについて石田は「あるあるで爆笑まで行くのってホンマに難しい」と称賛し、くるまは自らが出演しているstand.fmの番組をヒントにしたとネタ作りの経緯を説明した。
そのほか「バッテリィズさんを見て『漫才が1周まわった』と思った」「川北さんが作る真空ジェシカのネタ時間は8分が“適距離”」(くるま)、「トム・ブラウンのみちおは無敵のほうがいい」(石田)と、昨年決勝のさまざまな事柄について濃密なM-1トークを展開。令和ロマンの2本目も深堀りして連覇への道筋を回想した。くるまは審査員別にどう票を投じるか予想していたとのことで「大吉先生の票を獲ろうと思った」と言う。連覇したくるまについて石田は「晴れやかな顔が見られてよかった」と初優勝時からの比較で安堵。今後のM-1出場について石田に聞かれたくるまは「何年後かにアメリカから戦いに来た人がいたら日本を守るために出たい(笑)」と笑いを交えて展望を語った。
過去大会の印象的なシーンも随所で掘り起こしたイベントは2部制で休憩を挟んで約1時間半。オンラインでは第1部が生配信された。第2部は互いの書籍の話が中心に。石田はくるまに「読みやすい。臨場感がすごい。勉強になりました(笑)」と「漫才過剰考察」の感想を伝え、くるまは石田に「自分で書いてるときに読ませてもらって、『お笑いの本ってこれじゃん!』って思った。石田さんが教科書を書いたから、ですます調をやめて自分の主観だけを書くようにした」(くるま)と「答え合わせ」の影響を述べた。今後「NON STYLE石田明のよい~んチャンネル」で配信される予定だ。
記事初出時より写真を追加しました。
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