結成50周年のオール阪神・巨人がコンビで映画出演 鈴木亮平&有村架純が兄妹役「花まんま」

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4月25日(金)に全国で公開される映画「花まんま」にオール阪神・巨人が出演していることが発表された。

左から山田社長役のオール巨人、三好貞夫役のオール阪神

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直木賞を受賞した朱川湊人の同名短編小説集を原作にした、両親を早くに亡くし大阪の下町で暮らす兄妹の不思議な記憶をめぐる物語。兄・俊樹は、死んだ父と交わした「どんなことがあっても妹を守る」という約束を胸に、兄として妹のフミ子を守り続けてきた。妹の結婚が決まり、親代わりの兄としてはやっと肩の荷が下りるはずだったが、遠い昔に2人で封印したフミ子の秘密が今になって蘇り……。監督は「そして、バトンは渡された」の前田哲。鈴木亮平が熱血漢の兄・俊樹を、有村架純がフミ子を演じる。

「花まんま」ティザービジュアル

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オール阪神は兄妹の幼なじみである駒子(ファーストサマーウイカ)の父で、お好み焼き屋「みよし」の大将・三好貞夫役。オール巨人が演じるのは俊樹が働く山田製作所の山田社長で、兄妹を優しく見守る重要な役どころだ。監督の前田は「プロデューサーと脚本を開発している初期の段階から役柄のイメージとしてオール阪神・巨人のお二人がぴったりだと思っていました。普段コンビのお二人が、映画の中では違う場所で演じることで、作品に妙味が加わると考えました。お二人の漫才師として培われた経験値、そして人生を積み重ねてこられた存在感がキャラクターに深みを与え、映画『花まんま』を華やかに彩ってくださいました」とコメントしている。

2025年に結成50周年を迎えるオール阪神・巨人は、コンビでの映画出演は今作が初。オール阪神は「ほんまに記念に残る、ご褒美のような体験でした。鈴木さん・有村さんと共演したんやぞと、自慢できる作品になりました!」、オール巨人は「俳優っていいなとずっと思ってて、節目の年にこういう経験をさせていただいて改めてよかったなと思いますね」と喜びを語った。

オール阪神・巨人 コメント

映画「花まんま」を観賞して感じたこと

オール阪神:現場では自分のセリフを覚えるのが精一杯だったので、実は台本をざっとしか読んでいなかったので、ああ、こんな映画やったんやという新鮮な気持ちでしたね。始まって早々は、もしかしてコワい映画なん?と思うような仕掛けなんですけども、そうではなくて、ものすごく“幸せを呼ぶ”ような作品に仕上がっていて、それを見届けるために最後まで気の抜けない作品でもあるなと感じましたね。

オール巨人:阪神くんと僕の演技はもちろん気になりましたけど、それはご覧いただいてのお楽しみということで(笑)。僕は映画の中盤から後半にかけてなぜかずーっと泣いてまして、涙がずーっと、するすると出てきたんですよね。その涙というのがいろんな涙でして、嬉しかったり、悲しかったり、寂しかったり...。自分の娘が結婚した時のことなんかも思い出したりして、不思議な感覚でした。こんな素敵な作品の一員にさせていただいて恐れ多いですが、本当にありがたいなと思っております。

コンビ結成50周年を迎えるメモリアルイヤーに映画俳優として出演した映画「花まんま」は自身にとってどんな作品になったか

オール阪神:ほんまに記念に残る、ご褒美のような体験でした。皆さんのお邪魔をしてなかったかなというのが一番心配ですが。50周年ということもあって出させていただいて、監督さんも気を遣っていただいたのか、もう好きにしてくださいみたいな感じやったんで、緊張しいの僕からしたらありがたい環境ではありましたね(笑)。鈴木さん・有村さんと共演したんやぞと、自慢できる作品になりました!

オール巨人:コンビ結成50周年になるわけで、いろんなところで「五十年、五十年」と言わなあかんことになると思うんですが、もう言うこともね、あんまりなかったもんでね。「五十年、長いことやってました」ぐらいしか言われんかったけど、この作品で俳優もやらせてもらいましたと言えるのは非常にありがたいですね。映画ですからね。クランクアップのときにも言わせてもらったんですけど、ほんま俳優っていいなとずっと思ってて、節目の年にこういう経験をさせていただいて改めてよかったなと思いますね。

現場での前田哲の演出について

オール阪神:僕は映画の監督とかは詳しく知らんので、けっこう厳しい監督なんか、それとも映像重視でものすごい時間をかける監督なんかまったくわからなかったんですよね。わかってるのは大阪出身の監督やと。それはありがたかったですね。でも監督が普通ならもうちょっと言うけどもうええかっていう妥協はなかったのかなと、よかれと思ってしたところもそんなんいらないですって言いたかったんじゃないかと心配でなりません。

オール巨人:監督が僕らを使うと決めたとき、それはもう覚悟で使ってもらわなね。うまいわけがない、お笑いやし(笑)。でも本当に、作り方っていうのは大事だなと思いましたね。俊樹さんと山田社長の絡みで、台本にはないセリフの場面を作ってもらったんですよ。監督からは、「俊樹いつもようやってくれてるな」って顔をしてくれと言われて、難しいなと思いながらやった記憶があります。完成したそのシーンを見て、あれがあったから俊樹さんと社長の信頼関係が見えたんやなと感じましたね。僕がちゃんと表現できたかどうか分かりませんが(笑)。

映画公開を楽しみにしている人へのメッセージ

オール阪神:いい意味で、とても見やすい映画だと思います。物語にすっと入っていけて、難しくもないし。すっと、もうゆったりと見ていただける映画でたいへん素晴らしいと思います。

オール巨人:僕は逆にちょっと難しいと思いましたね。これ、わかってくれるかな?って。だから皆さん、最初は集中して、話を頭の中で整理して見ていただきたい。ほな途中、うれしい感情、悲しい感情、悔しい感情、いっぱい、いろーんな感情が出る。それが出てくる映画です。涙は一個やけども、ほんまにいろんな涙が出ました。皆さんもきっといろんな涙を流されると思います。

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©2025「花まんま」製作委員会

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