本日11月14日、大阪・吉本興業大阪本社にて、初の“外国人住みます芸人”となる三重県2代目住みます芸人・桂三輝のお披露目会見が行われた。
桂三輝はカナダ出身の落語家。カナダでは劇作家・作曲家としてミュージカルを手掛けていたが、来日後2008年9月に桂三枝に入門した。今回彼は三重県に住むにあたり、師匠の三枝が45年前に実際に歩いた、上方落語「東の旅」に出てくるお伊勢参りのコース、大阪から伊勢までの徒歩の旅に挑戦。本日会見場を出発し、11月23日の河崎商人館のゴールを目指してスタートするため、
公私共に家族ぐるみの付き合いのある宮川は「朝日の昇る二見浦もあるので、そこに参拝に行って『三輝という名前を、そこの輝きと合わせなさい』ということで推薦しました。今日は元気いっぱいで見送りたいと思います!」と激励。ゴエから「できそうでしょうか?」と問われると、「昔の人は1週間くらいで行ったんやろ? 彼は足腰しっかりしているし、大丈夫!」と信頼を寄せた。
三輝は、「1999年、日本の文化にあこがれて日本に来まして、途中で落語に出会い、一目ぼれして、桂三枝の弟子にならせていただきました。その3年の落語の修業は2週間前に終わりまして、師匠から年季明けのお許しをいただきました」と自己紹介。兄弟子から教わった「東の旅」のネタの中の「煮売り屋」についてのエピソードを話し、「住みます芸人の話が出てきて、『三重に住みませんか』と言われたとき、嬉しくて、嬉しくて、ぜひと。それで、大助師匠のアドバイスで、ただ伊勢に行くんじゃなくて、歩いていくということにしました」と今回の経緯を説明した。
師匠の三枝はメッセージで「サービス精神に富んだ三輝なら、きっとこの大役をこなしてくれると思う」と期待。「日本の文化を知るにはいい機会だと思い、送り出すことを決めた」ということで、弟子のチャレンジを喜びつつ厳しい修行を自分に課すよう添えた。
その後、伊勢への道中の吉凶を占う「お箸で真珠移しゲーム」を行ったほか、なんばグランド花月前広場では、宮川より“住みます芸人”の証であるTシャツの贈呈式も。そして脚絆にわらじという昔の旅人の格好で「三重県伊勢市に、お先に勉強させていただきます!」と大きな声で挨拶し旅立った。
この模様は住みますプロジェクトのオフィシャルサイトで報告。YNN(よしもとネタネットワーク)にて毎晩Ust配信が行われるのでぜひチェックしてみよう。
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