オードリー「完璧なボイスキャスト」ディズニーアニメ声優に手応え

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来月10月15日(土)にディズニー・チャンネルで放送されるアニメ「フィニアスとファーブ / ザ・ムービー」に、オードリーが声優として参加。9月8日に都内スタジオにて声の収録が行われた。

「フィニアスとファーブ / ザ・ムービー」に声優として参加したオードリー。メインボーカルに若林、コーラスに春日という布陣で挿入歌も担当している。(c)Disney

「フィニアスとファーブ / ザ・ムービー」に声優として参加したオードリー。メインボーカルに若林、コーラスに春日という布陣で挿入歌も担当している。(c)Disney

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ディズニーの人気アニメシリーズ「フィニアスとファーブ」初の長編作品となる本作。人気キャラクターのフィニアスとファーブが異次元の世界に迷い込むところから冒険物語がスタートし、春日がアナウンサー役、若林がお天気キャスター役でそれぞれ作品に参加する。

なお2人は、主人公たちが異次元を移動する際に流れる挿入歌の吹替も担当。メインボーカルの若林とコーラスの春日、コンビで奏でるハーモニーは必聴だ。

放送当日は15時から5時間にわたり、オードリーがナビゲーターを務める特別編成の番組も放送。カウントダウン形式で本作の人気エピソード・トップ10が発表されるほか、オードリーとアニメキャラクターが掛け合いを繰り広げるミニ番組も届けられる。

収録後、お笑いナタリーの取材に応じたオードリー。本作のキャラクター人形を優しくなでながら、収録の様子を振り返った。

オードリーのコメント

――収録を終えての感想を聞かせてください。

若林:僕は「現場に行ってパニックになるレポーター」という役柄で、自分が経験したことのない状況。難しかったですが、自分の中でリポーターの人物像をゼロから作り上げて、それが成功したかなと。

春日:“ディズニー様”のアニメのアフレコで、これは「世界進出、来たぞ」と。(春日は)ニュースキャスターの役で、台本を読んで「これは物語の鍵となる重要なキャラクターだ」と瞬時に理解したんですよ。これは外せないなと思って、各放送局のニュースキャスターやアメリカのCNNニュースまで、素材を取り寄せて研究しました。日本人というのは……。

若林:ZZZ……(と寝たフリ)。

春日:コラコラコラコラ! ウェイクアップ、プリーズ!

若林:ちょっとベタをやってしまいましたけれども。

春日:「春日」というものを出すと物語の支障になりますし、難しいんですよ。ただ自分としては完璧なボイスキャストができたかな、と。自分で自分を褒めたいですね。

――お話が来た時の感想は?

若林:ビックリしましたね。ディズニーさんが僕らみたいな“ショーパブ芸人”を使ってくれるとは思わなかったので。イメージ的に清潔感のある人というイメージがあったので、春日が選ばれたのはビックリですね。過去最低の家賃のボイスキャストなんじゃないかな。

春日:そういった意味じゃ「下町の星」ですよね。風呂なしアパートからディズニーアニメまで行けるっていう。ジャパニーズドリーム。ディズニーさんはアメリカのものだから、ジャパニーズドリームかアメリカンドリームかは、記者さんにお任せします。

――声優というお仕事の難しさや面白さは?

若林:時間内に収めたり、画面を見ながら、というのはあまりないですね。自分なりに楽しい感じでいけば、そんなに細かくは言われない。楽しくやってます。

春日:自分ではない“キャラクター様”のボイスキャストには、普段より難しい部分がありました。「“監督様”の演技プランでは、どういったイメージでニュースキャスターを描いているのか」とか。性格にも設定があるでしょうから。それによって声の当て方も違ってきますからね。そのあたりも聞いて、私も自分なりに演技プランを練って。だから、ときには衝突することもありましたよね、監督さんと。バチバチにやりあって。一度「今日はやめよう!」みたいになったところを周りの人になだめられて、っていう……。

若林:いや、やってたじゃないですか、無愛想に淡々と(笑)。

春日:「無愛想に」ってキミ! 真剣だったからだ、それは。

若林:しっかり指定されたことをやってましたよ。

春日:自分の中で納得できない部分があったのかも知れないです。大人になりましたよね。以前だったら手が出てるところでしたけど。グッとこらえて「作品は監督さんのものなんだから」。

若林:低めのテンションで淡々とやってたでしょ。

春日:それを言っちゃおしめぇよ!

――アテレコについてお互いの評価は?

若林:ニュースキャスターの絵と春日の声がぜんぜん合ってなくて。すごく簡単に言うと「なにコイツ?」っていう(笑)。

春日:クゥーッ!!

若林:「クゥーッ!!」じゃねーよ(笑)。

春日:彼(若林)はお天気のレポーターさんでしたけど、120点でしたね。

若林:高いですね。

春日:物事に翻弄される役柄というのが適材適所ですばらしい。そこだけ実写になっても違和感ないんじゃないか。

若林:違和感はあるだろう。

――今回は挿入歌を歌われたとのことですが、どんなレコーディングを?

若林:僕がメインボーカルで、春日がコーラスでした。

――「ユルアニ?」(日本テレビ系)の「ハトのおよめさん」でも歌われていますが。

若林:毎回思うんですけど「歌の仕事でなんで俺が選ばれてるんだ?」という疑問がまずあって。それで「音を高く」「音を低く」という指示が出るんですけど、「歌ヘタ」呼んどいて音を合わせようとするのがよくわかんない(笑)。キッズたちが聴くと思うので、楽しくなれるような声を出せてたらいいんですけど。

――春日さんは?

春日:まず、なぜ春日がコーラスなのか、と。ただ後方からのバックアタックじゃないですけれども「コーラスなのにすげぇ」という「春日ここにあり」な出来になってますかね。あまり歌を披露することはないんですけど、今回は普段出さない七色の声、レインボーボイスを披露しています。ちょっとざわつくと思いますよ、日本が。忙しくなりますね、歌手としてね。

――最大の見所は、やはりお2人が参加している場面?

若林:あそこだけ「3D」に見える感じになるんじゃないですか。そんなことを誰かがインタビューで言ってたので、いま使わせてもらいましたけど(笑)。グッ、と出てくるよね、あそこの場面だけはね。

春日:……。

若林:話合わせろよ! 熟考してるんじゃないよ。

春日:……3Dになるんじゃないですか?

若林:同じことを言うんじゃないよ(笑)。

――今後声優のお仕事する場合、どんなキャラクターを演じたいですか?

春日:やっぱりメインのキャラクターをやらないと嘘になるんじゃないですかね。私はどんなキャラクターでもいいんですけど、世界が納得しないんじゃないかな。

若林:「くまのプーさん」とかやってみたいですね。

特別編成「フィニアスとファーブ / ザ・ムービー 史上最大の初放送」

ディズニー・チャンネル 2011年10月15日(土) 15:00 ~ 21:30
●「フィアニスとファーブ」みんなでえらぶ!ベストエピソード・カウントダウン発表 15:00 ~ 20:00
●「フィアニスとファーブ / ザ・ムービー」※日本初放送 20:00 ~ 21:30

「フィニアスとファーブ」とは

エミー賞の受賞歴もあるディズニー・チャンネルのオリジナル大人気TVアニメーションシリーズ。主人公の、好奇心たっぷりで誰もが驚くアイデアを次々に生み出すフィニアスと、メカに対しては天才的で無口なファーブ、二人の兄弟が、裏庭にビーチを作ったり、ジェットコースターを作ったりとハチャメチャを繰り広げる。ほかにも、多数の個性的なキャラクターがひしめく本作品は、世界169カ国・34の言語で2億7000万人が視聴するなど、子どもたちを中心に世界中で愛されている。

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imayuu @imadokiyuuka

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