舞台「鴨川ホルモー」で双子役の男性ブランコ浦井、双子の妹が観劇に来ることを想像

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ニッポン放送開局70周年記念公演として舞台「鴨川ホルモー、ワンスモア」が4月、5月に東京と大阪で上演される。本日1月26日に東京・ニッポン放送 イマジンスタジオで行われた同作の合同取材会にキャストの男性ブランコ中川大輔八木莉可子、脚本・演出を手がけるヨーロッパ企画上田誠、原作者の万城目学が登壇した。

客席に双子の妹が来ていることを想像する男性ブランコ浦井(左)。

客席に双子の妹が来ていることを想像する男性ブランコ浦井(左)。

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「鴨川ホルモー、ワンスモア」メインビジュアル

「鴨川ホルモー、ワンスモア」メインビジュアル[拡大]

ニッポン放送と上田誠がタッグを組むエンタメ舞台シリーズの第4弾となる今作は、2006年に発表された万城目学のデビュー作「鴨川ホルモー」とその外伝的続編「ホルモー六景」(共に角川文庫)を原作に、2浪したのち京大に入学した安倍(中川)が一目ぼれした早良京子(八木)と共に千年の昔から脈々と続く謎の競技“ホルモー”を行うサークル「京大青竜会」に入会することから始まる青春群像劇を描く。浦井は京大青竜会メンバーで双子の三好(弟)役、平井は同じくサークルメンバーの松永役を務める。

キャスト全員平井だと思って稽古に臨んで緊張を和らげたいと語る男性ブランコ浦井(左)。

キャスト全員平井だと思って稽古に臨んで緊張を和らげたいと語る男性ブランコ浦井(左)。[拡大]

大学時代からヨーロッパ企画の作品を鑑賞し、憧れを抱いていたという平井は「大学の頃から好きだったヨーロッパ企画や万城目先生、素晴らしいキャスト陣、スタッフさんに囲まれて、こんな楽しそうな現場に呼んでいただいて、『最も高い』と書きまして、最高です」と大げさに喜びを表現。「それはすっと言ってよ(笑)」とツッコむ浦井も「ヨーロッパ企画さんとお仕事できるということにワクワクしてます」と高揚感を明かし、「普段のコントは相方としかやっていないし、これだけの大人数でやる機会はあまりない。常にみなさんの顔を平井だと思って乗り切りたい。そしたら緊張しないと思うので」とこの大仕事をやり遂げるための対策を述べて笑いを誘った。

自分が演じる松永というキャラクターを原作者の万城目学が忘れていたことに思わず立ち上がる男性ブランコ平井(右)。

自分が演じる松永というキャラクターを原作者の万城目学が忘れていたことに思わず立ち上がる男性ブランコ平井(右)。[拡大]

万城目学は「当時の技量では、京大青竜会の10人それぞれにいい役割を与えられなかったのが心残り」と告白。浦井が演じる三好弟については「当時はいかに楽するかが大事だった。双子にすれば1人減るとかそういう発想のもと書いている(笑)」と話して浦井に衝撃を与える。平井演じる松永の存在も「平井さんは松永を演じるんや。……松永って誰や?と思った」と忘却の彼方で、「それが悔いだったので、上田さんが18人全員にそれぞれの役割を与えて描いてくれるのがうれしい」と語ると、男性ブランコの2人は「“ワンスモア”チャンス!」と喜ぶ。上田は「けっこう松永のこと考えてますよ! 松永けっこう活躍します。エモーションの部分を握っていて、『松永の劇』というくらいの」とアピールしていた。

上田誠

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男性ブランコの起用理由を聞くと、「もともとお二人が好きで、『ホルモーの世界のどこかに入ってもらえるだろう』とお二人ありきで考えた結果、松永と三好弟になった。奇跡的にうちのメンバーで、(浦井に)似た角田貴志というのがいた。そこで『これだ!』と思った。大学生という設定を超えられるほどの似ている具合」と上田。「サークルも不思議な力に導かれていいチーム感になっている。全体のフィーリングとか、やっていく中で馴染んでくるだろう予感とか、キャストもそういうことがあって集まっている」と化学反応に期待する。

この話を受けて、妹2人が双子という浦井は「運命的。双子に縁がある」とコメント。妹たちが観劇に来ることを想像し、ステージ上にも双子(のキャラクター)、客席にも双子、そしてその全員の顔が似ているという状況にツッコミを入れていた。

「鴨川ホルモー、ワンスモア」合同取材会の様子。

「鴨川ホルモー、ワンスモア」合同取材会の様子。[拡大]

同作には男性ブランコのほか、かもめんたるも出演するが、それについて「(2組は)チャレンジングな笑いをされている印象」と上田。「僕らも演劇という手法を使って笑いのことをやっているので、お笑いの方々の力を借りない手はないし、一緒にできることがあったらと常々思っていて。演劇を使ってそれ以上の面白さができたらいいなと思っています」と芸人を起用する理由を語った。

ラジオスポット収録の様子。

ラジオスポット収録の様子。[拡大]

取材会の中ではキャスト4名によるラジオスポットの収録も実施された。2種類のスポットは2月上旬からニッポン放送でオンエアされる。原作にも登場する“オニ語”を発する男性ブランコに注目を。

「鴨川ホルモー、ワンスモア」合同取材会の様子

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ニッポン放送開局70周年記念公演「鴨川ホルモー、ワンスモア」

東京公演
日程:2024年4月12日(金)~4月29日(月・祝)
会場:東京・サンシャイン劇場
料金:一般チケット平日8500円 土日祝9800円 / U25シート4500円
チケット:2024年1月28日(日)10:00にチケットぴあ、ローソンチケット、イープラスにて発売。

大阪公演
日程:2024年5月3日(金・祝)、5月4日(土)
会場:大阪・サンケイホールブリーゼ
料金:一般チケット9800円 / U25シート4500円
チケット:2024年1月28日(日)10:00にチケットぴあ、ローソンチケット、イープラスにて発売。

<出演者>
中川大輔 / 八木莉可子 / 鳥越裕貴 / 清宮レイ(乃木坂46) / 佐藤寛太 / 石田剛太ヨーロッパ企画) / 酒井善史(ヨーロッパ企画) / 角田貴志(ヨーロッパ企画) / 土佐和成(ヨーロッパ企画) / 中川晴樹(ヨーロッパ企画) / 藤松祥子 / 片桐美穂 / 日下七海 / ヒロシエリ / 男性ブランコ / かもめんたる

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読者の反応

上田誠(ヨーロッパ企画/脚本家) @uedamakoto_ek

男性ブランコのおふたりの役は、原作ではほとんど描かれない役。目を皿にして読んだけどほんとに描かれてないです。

その秘密も会見で万城目先生から聞けたし、ここはワンスモアしどころだと思いました。三好弟と松永がほとんど主役ぐらい活躍するでしょう。

#鴨川ホルモーワンスモア https://t.co/NP95uewwUw

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