ピースが舞台上で再会のハグ「What's up?」で乗り切った綾部のアメリカ体験たっぷりと

ピースが10月15日、6年ぶりとなるトークライブ「ピーストークライブ ～本とアメリカ～」を東京・ラフォーレミュージアム原宿で開催。このライブにあわせて綾部は、2017年10月に渡米して以来6年ぶりに帰国し、アメリカでのファンタスティックな体験の数々を日本のファンに直接伝えた。

ライブはアメリカ行き当日の綾部を空港まで見送る映像からスタート。「AMERICAN DREAM」と書かれたTシャツを着用した綾部は、密着番組がついてきてくれているわけでもなく、又吉の自前のカメラを使って仲間内だけで撮影していることに愚痴をこぼしながらも、又吉と握手を交わして新たな挑戦に向けて出発した。そしてこの6年間の綾部、又吉、それぞれの日々を映し出した写真や動画で構成されたシーンが上映されたのち、「本の登場です」と呼び込まれた又吉がステージへ。続いて「アメリカの登場です」というアナウンスがあると、アメリカ国旗を手にした綾部が客席から派手に出現。ファンサービスも惜しむことなく、スターのオーラを放ちながら存分に時間をかけて登壇した。

ようやく又吉と対面した綾部は「What's up bro!?」と尋ねながら豪快に又吉とハグ。「シャンプー変えた？」などとゴキゲンだ。一方、又吉は「だいぶ（登場に）時間かけましたね（笑）」と普段通りの様子を崩さない。もっとノリよく迎えてほしかったらしい綾部は「まだこんな感じでやってんの？ 日本は」とあきれてみせたかと思えば、「改めましてみなさん、ピースです！」とコンビ並んだ立ち姿を披露して来場者を喜ばせた。

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この「ピーストークライブ」は、ピースが2013年3月からここ原宿で実施していたもの。綾部がアメリカに挑戦することを発表したのも、渡米前に行ったラストライブもこの場所だった。又吉とは一度も会うことなくこのステージで再会する約束をしていたのだが、又吉が個人的にニューヨークを訪れた際にとあるハプニングが起こり、綾部を呼び出さずにはいられない事態に陥ったという。舞台上での再会という約束は果たせなかったものの、2人でニューヨーク観光したエピソードも無事このライブで日の目を見ることとなった。

渡米序盤はとにかくノリと明るさ、ハグと「What's up?」で英語力をカバーしていたという綾部。そんな綾部だからこそ引き寄せた奇跡的な出来事が次々と語られ、又吉を驚かせていく。また綾部は近年のお笑い界をあまり把握できていないといい、霜降り明星を「霜降り明神」と言い間違えたり、インポッシブルの現在の人気ぶりに目を丸くしたりする。「昆虫と戦ってた奴らだよ？」と驚くと、又吉は「それは変わってない（笑）」と返していた。

これからの展望について綾部は「変わらずアメリカを見続ける」と宣言。「アメリカには入れてますけど、エンタメの世界、ハリウッドの世界にはまだ入れてない」と次のステップを見据えた。そろそろ終了時間というところで、最後にInstagramに投稿しているようなハリウッドスターたちとの写真をどうやって撮影しているかという秘技を紹介。金銭などは一切発生しておらず、「ただガッツで近づいて撮ってもらってるだけ。誤解しないで？ 簡単に撮ってないから！」と芸人根性のたまものだとアピールした。

この公演は10月22日（日）まで FANY Online Ticketで見逃し配信中。なお綾部によればNHKの密着番組や雑誌「GINZA」（マガジンハウス）での特集が組まれる予定とのことなので、帰国した綾部の様子、そしてピースの姿を確認することができそうだ。