本日9月16日に東京・草月ホールで開催された25歳以下限定の賞レース「UNDER 25 OWARAI CHAMPIONSHIP」決勝。終演後、優勝したワタナベエンターテインメント所属の芸歴1年目、
ニッポン放送とSLUSH-PILE.が主催する新たな賞レース「UNDER 25 OWARAI CHAMPIONSHIP」の第1回。決勝には、大学お笑い卒業後に教師として働いたのち、お笑いの道に戻ってきた「でぃ」、吉本興業所属の兄弟漫才師「兄弟」、ルシファー吉岡に憧れるマセキ芸能社所属の「村上、元気そうでよかった。」、駒澤大学お笑い集団ナイフとフォーク所属の「デカ盛り薬膳」「伝書鳩」、プロダクション人力舎のピン芸人「ペンた丸」、ワタナベエンターテインメントのリバーマン、えびしゃ、「第44回ABCお笑いグランプリ」ファイナリストとして知名度を上げた友田オレ、大阪を拠点にフリーで活動するガングリオンの10組が出場した。
審査員は佐久間宣行、石井玄、大橋裕之、澤部渡(スカート)、玉田真也、オークラが務め、観客も各コンビごとに「面白かった」「面白くなかった」の2択で投票。そのパーセンテージも得点に加算された。チャンピオンシップマッチ(最終決戦)に進出したのは、1位から順にえびしゃ、兄弟、伝書鳩の3組。1本目、2本目ともに発想力豊かなコントを見せたえびしゃがエントリー総数1004組の頂点に立った。
ワタナベコメディスクール出身のえびしゃは今年4月にプロデビュー。わずか数日で事務所のナンバー1を決める「ABEMA presents ワタナベお笑いNo.1決定戦2023」の決勝に進出し、話題となった。来週9月20日(水)、21日(木)に実施される「キングオブコント」準決勝にも駒を進める注目株が、ついにタイトル獲得。彼らには賞金25万円と、ニッポン放送の冠ポッドキャスト番組レギュラーパーソナリティ権(期間限定)、「オールナイトニッポン0(ZERO)」土曜単発パーソナリティ権、「高田文夫のラジオビバリー昼ズ」「ナイツ ザ・ラジオショー」へのゲスト出演権も贈られ、今後はトークにも期待が集まりそうだ。
えびしゃ 終演後コメント
──今の率直なお気持ちを。
中村シュンスケ デカい!
大根勇樹 デカいな。
サエキ マジでデカいです。
中村 うれしいとか、全部含めてデカいです。
サエキ 僕は親に感謝したいです。
大根 観に来てたわ、そういえば。
サエキ え、うそ!
大根 めっちゃ手振ってたよ。
サエキ あとで手振ろ。
中村 あとで手振ろってどういうことだよ。
──「デカい」というのは具体的に何がデカい?
中村 「一番面白い」とされたことです。
大根 これ大丈夫か?(笑)
中村 でも全部です! 賞金も、ラジオやれるとか、肩書・箔がついたとか、シンプルにあのメンツの中で一番になれたとか。
大根 友達とかちょっと先輩とかいて、そこに勝てたのがうれしい。ライバルに勝てた。
──タイトル獲得は初めて?
大根 プロになってからは初めてです。学生時代「NOROSHI」で優勝したことはあります。
中村 事務所の大会の決勝に行ったり、バトルライブでいいところまでは行くけどなかなか勝ち切らん、みたいな時期が続いたので、周りからは「調子いいね」と言われていたけど、自分たちとしてはもんもんとしていたので、1個勝ち切れたのは本当にデカいです。
──お笑い経歴を改めて教えてください。
中村 えびしゃになったのは2年前です。大学3年の3月末に初めて3人でライブに出て、大学4年から活動していました。卒業後に養成所に行き、今がプロ1年目です。
──どんな意気込みで今日を迎えた?
中村 年下には負けたくないし、同い年では一番面白くいたいと思いました。大学のときは大学が全部の世界だったので、優勝したときにこの世代で一番だっていう自負があった。「UNDER 25 OWARAI CHAMPIONSHIP」は、これはまた負けられんもんが始まってしまったと僕は思いました。
大根 負けられない戦い感はあったね。
中村 事務所の先輩方にも「お前らこれは勝たなあかんな」みたいな発破のかけられ方も、冗談ぽくですが、していただいて。意気込みとしては強かったです。
サエキ 絶対獲りたかったです。
──今日のネタ2本のチョイスは?
中村・大根 とにかく今一番強い2本です!
──今日の審査員で、特に思い入れの強い方はいましたか?
中村 僕は、お笑いを始めたきっかけがバナナマンさん。まずオークラさんがいる、ということがうれしかったです。オークラさんも票を入れてくださったし。もっと思いを伝えればよかった。
大根 僕もオークラさんの本、本当は読んでたんです。(舞台上で話を振られたときは)その場でテンパってなんのことかわからなくなって。
──もうちょっとしゃべりたかった?
中村 僕らの話より、下北時代の話とかを聞きたかったです(笑)。
大根 僕は、澤部さん。「オッドタクシー」の主題歌をやられていて。普通に、「オッドタクシーの人だ!」と思っていて、大会にも曲を書き下ろしてくださったのがうれしかったです。
中村 澤部さん、1回ママタルトさんの単独で隣の席でした(笑)。
サエキ 僕は、佐久間さん。今日の1本目のネタは「ワタナベお笑いNo.1決定戦」のときに見ていただいていて。2本目も見てほしかったので、今日見てもらえてよかった。
中村 「ワタナベお笑いNo.1」で飛び道具の一発勝負だと思われていたら嫌だなと思っていたので、ちゃんと板付いて、会話があってのコントも評価していただけたのはうれしいです。
──改めて、どんな大会でしたか?
中村 予選の段階から知っている奴も多いし、「こんな面白い人いたんだ」と知らなかった同世代とも出会えて、刺激の多い大会でした。その中で一番になれたのは本当にデカいです。
大根 お願いします、次回も開催して僕らに箔をつけてください! 次回チャンピオン顔して客席で見たい。
──ゲストで登場とか。
中村 サエキだけ24歳なので、来年1人で……。
サエキ それを言おうと思ってた! この3人での優勝はめちゃくちゃうれしいですし、今後の活動に勢いがつけばいいですけど、僕は来年もチャレンジする資格を持っているので、絶対に出ます! 僕だけ2連覇する資格があるので。
大根 頼むから一次予選で落ちてくれ!
中村 面白い負け方してほしい。
──直近の目標は?
中村 本当の直近の直近で、来週「キングオブコント」の準決勝があります。当面のトリオの目標は「キングオブコント」決勝・優勝だったんですが、こんなにも早く決勝に行くあと一歩のところのチャンスをいただいて。
大根 今年準決行けるとは思ってなかったね。
中村 直近の目標は「キングオブコント」。伝書鳩も準決勝残っていますから。
大根 また戦います。
──副賞で「オールナイトニッポン0(ZERO)」単発パーソナリティ権もあります。ラジオには昔から親しんでいましたか?
サエキ 最近あまり聴けていないですが、オードリーさん、三四郎さん、他局ですが「アルコ&ピース D.C.GARAGE」(TBSラジオ)などを毎週聴いてました。
中村 僕もこの間、深夜ラジオをテーマにした演劇に出て。ラジオディレクター役をやったので、なんかすごくうれしいです。
大根 ブースの中に入れる。
サエキ 確かに、そうじゃん。すごいじゃん。
──トークは得意?
大根 僕ら、ばーっとしゃべりすぎちゃうので、養成所時代に「しゃべりすぎるな!」と怒られました(笑)。
中村 おしゃべりは好きですけど、得意かは、わかりません!(笑) サエキが言っちゃいけないこと言わないかが一番心配。
サエキ 事前に(話すこと)決めておこうよ!
中村 そんな面白くないラジオないだろ!
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