笑福亭鶴瓶と阿川佐和子がダブルMCで阿吽の呼吸、昭和の大先輩をゲストに迎える

笑福亭鶴瓶と阿川佐和子がダブルMCとしてタッグを組む新番組「鶴瓶ちゃんとサワコちゃん～昭和の大先輩とおかしな2人～」（BS12 トゥェルビ）が来月10月9日（月・祝）にスタートする。昨日9月5日に都内で番組制作発表会が開催され、鶴瓶と阿川が出席した。

この番組は、鶴瓶と阿川を「鶴瓶ちゃん」「サワコちゃん」と呼ぶような“昭和の大先輩”をゲストに迎えるトークバラエティ。MC2人がゲストに恐縮しながらも、持ち前の引き出し力でほかには見せないゲストの素顔に迫る。ゲストは初回が由美かおる、2回目が田中泯。鶴瓶は「阿川さんが古希を迎える前に“合体”できるのがよかった。前からずっと一緒にやっているような感じで、BS12はよう選んでくれたなあと思う」とMC2人の息が合っていることを話すと、阿川も「鶴瓶さんとはNHKの『鶴瓶の家族に乾杯』でお会いして、どうでもいいおしゃべりで会話が広がっていく楽しさがあった。鶴瓶さんと2人でゲストを迎えるのは初めてだけれど、これはやらねばいかんだろうと思った」と念願のタッグに満面の笑みを浮かべた。

阿川の収録中の様子について鶴瓶は「何かを言うとすぐに踊る。もう少し落ち着いてもらいたい！」とダメ出しが。これに阿川は「テレビ番組は大まかな構成が決まっているけれど、今回は初回収録からほとんど無視状態。でもそれによって自然に会話が流れて、脱線したことで大事な話につながったりして。鶴瓶さんとは事前の打ち合わせなしでも阿吽の呼吸がある。予定調和がなく、鶴瓶さんに叱られるほど自由になる楽しさ。これは1人ではできないもの」と年上の鶴瓶に全幅の信頼を寄せる。

また鶴瓶は大先輩をゲストに呼ぶというコンセプトにも手応えを得ており「それが面白い。今は年齢が自分よりも下の方をゲストに招くのが主流になっているけれど、年上の方ならではの昭和の話やその人自身の話になっても面白い。昭和という共通項があるのがいい」と理由を解説。阿川も「鶴瓶さんは末っ子だし、私も末っ子気質がある。年上の方に話を聞きたいし、もっと知りたいという好奇心が広がっていく」と番組コンセプトに賛成していた。

ゲストに対するトークの事前準備について聞かれると、鶴瓶は「今回は準備しません！」とぶっつけ本番の精神で挑むと断言。阿川も「完璧に準備して相手の情報を知りすぎると会話を交わしたときの驚きがなくなる。礼儀として最低限の情報は把握するけれど、ほどほどに」とその場で生まれるリアルなトークを意識すると予告した。