映画「首」世界初上映で5分間のスタンディングオベーション、北野武「もっといい作品作ってまた来ます」

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北野武が監督を務めた映画「」が「第76回カンヌ国際映画祭」で世界初上映され、観客から5分間のスタンディングオベーションを受けた。

「第76回カンヌ国際映画祭」で歓声を受ける北野武ら。(c)若山和子

「第76回カンヌ国際映画祭」で歓声を受ける北野武ら。(c)若山和子

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「首」ティザービジュアル

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「アウトレイジ 最終章」以来、6年ぶりとなる北野の監督作画「首」は、“本能寺の変”を戦国武将や忍、芸人や百姓といったさまざまな人物の野望や裏切り、運命と共に描く、バイオレンスと笑いが織り交ぜられた“北野ワールド”全開の作品。1993年「ソナチネ」と同時期から構想30年、製作費15億円の大作として制作された。

現地時間の5月23日、フランスで開催中の「カンヌ国際映画祭」に北野武、キャストの西島秀俊、加瀬亮、中村獅童、浅野忠信、大森南朋が参加し、観客と共に作品を観賞。上映終了後は惜しみない拍手と歓声を受け、北野監督は「今度はもっといい作品作ってまた来ます」と照れくさそうにコメントした。

上映会を終えると北野監督は「編集をしながらずっと観てたので寝ちゃうかなと思ったけど、久々に大画面で観たら……まあまあかなという感じかな(笑)」と冗談めかし、西島たちから「いやいやいや!」とツッコミが。観客の反応については「意外に細かいところがウケてたんで、次回作はお笑いやんなきゃいけないなって(思った)」と話し、キャスト陣には「よくぞやっていただきました。本当にお礼しかない。ありがとうございました」と感謝を伝えた。

北野武 (c)若山和子

北野武 (c)若山和子[拡大]

画面上に大勢の人間が映るシーンでもなるべくコンピュータグラフィックに頼らなかったという北野監督。そのことに話題が及ぶと「例えば3人の人間から300人をCGで作っても結局動きは3パターンしかないんだよね。でも(実際には)1万人の人間がいると予想外の動きをするから。最近の映画は(大勢が映っているシーンでも)後ろのほうを見ると必ずCGになっている。あれに慣れちゃうとそういうところを見逃すようになっちゃうけど、大作はやっぱり人をいっぱい使わないとつまんない。CGはダメだ。もうじきお客も気が付くと思うけど」と持論を述べる。日本の観客に向けては「映画はお客様あってのもの。カンヌで温かく受け止めてくれたので、日本のお客さんも同じように喜んで観てくれれば幸いです」と呼びかけた。

本日5月24日には「首」の本プロモーション映像がYouTubeで公開され、木村祐一が曽呂利新左衛門なるキャラクターを演じることも明らかに。ぜひチェックして公開を楽しみに待とう。

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清朗 @seiro10

映画「首」世界初上映で5分間のスタンディングオベーション、北野武「もっといい作品作ってまた来ます」(動画あり) https://t.co/lypLUwMxy9
橋本忍脚本の『羅生門』や『切腹』みたいな海外ウケする時代劇を、北野武監督作で観てみたい。

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