6月30日から7月2日まで、東京・表参道GROUNDにて行われる、
構想1年半、事務所の枠を超えて音楽とお笑いと演劇がタッグを組んだこの意欲作。アップ・ダウン、シャカ、
ストーリーは、不器用でどうしようもなく純粋なミュージシャン・タケルをめぐる数奇な物語。
ワタナベ エンターテイメントカレッジの一室で行われている稽古では、役柄の気持ちを説明しながら大熊が演技指導。また、それぞれの出演者と細かいセリフの修正を行いながら本番に向けて練習を重ねている。
大熊は「素敵な話ですし、素敵な試みをやってるんです。閉塞感が漂う世の中、一緒に楽しい空間を共有したいですね」とコメント。終演後には大熊と超新塾・タイガー福田のミニライブなども予定しているとのことだ。
出演者揃ってのインタビューでは真剣な稽古とは打って変わってボケ合戦。和気あいあいとした雰囲気となった。チケットは現在発売中となっているので、大熊とアップ竹森の思いが形になった渾身の舞台をぜひチェックしてみよう。
舞台「或る小屋の出来事」出演者一問一答
――芝居中に流れる曲はどのように決めたのですか?
大熊:アップ・ダウンも超新塾もオリジナルです。
竹森:あらすじを聞いて作った曲と、もともとあった曲からこれいいんじゃないかという曲を織り交ぜて。
サンキュー安富+:僕らは最初に演奏して、最後は(竹森を見ながら)阿部さんと……
竹森:た、竹森です。
サンキュー:そうです!
竹森:よく阿部顔って言われます。
――この台本を初めて見たときの感想は?
竹森:やってみないと見えないんですけど、シンプルでわかりやすいストーリーで。これと音楽がマッチすれば、新しいものになるんじゃないかと。
阿部:僕はすぐ見えましたね。
大熊:(笑)。めっちゃ早いんですよセリフ覚えも。
――この芝居をやることになったきっかけは?
大熊:僕と音楽の出会いが中学校の頃でしたから……
阿部:どれだけさかのぼるんですか。
大熊:いや竹森さんのファンで、ことあるごとによくライブにも行ってたんですよ。で、竹森さんから「こういうことやりたい」という話を聞いたので、じゃあメディアミックスじゃないけどコラボみたいなことをやろうかと。で脚本を書いたんですけど、まぁこの脚本が竹森さんに通らない通らない。
竹森:はっはっは(笑)。
大熊:最初「めっちゃいいいですね!」って言ってくれるんですけど、「ただ……」からがめっちゃ長い!
竹森:せっかく融合するのであれば、やっぱちゃんと……。いやちゃんとしてるんですけどね(笑)。こんなもんじゃないぞと。
――キャスティングはどのように決めたんですか?
大熊:竹森さんから、阿部さんは絶対出してくれと言われて。ミュージシャンはあまり知り合いがいなかったので、ミュージシャンであり芸人である仲間の超新塾を。そうなると不本意ではありますけど、植松を。
植松:僕ほんっと知らなかったんですよ。このお芝居のことも自分が出ることも。ライブのエンディングで初めて聞きました。告知で。
(一同、爆笑)
――それぞれ役柄の見どころを教えて下さい。
竹森:主人公のタケルですが、音楽のことが好きなんだけど、それをどうにかしたいということもなく歌ってる青年ですね。1人の女性との出会いで起こる心境の変化を見ていただければ。
大熊:タケルのことをいつもわかってる気の良いおっちゃんですね。半分体が機械だっていう裏設定もあります。
阿部:いやないでしょ!
大熊:左手の動きだけめっちゃ早い。話に出てこないですけど。
竹森:そんなん初めて聞きましたよ。
パイナップリンおさ:僕はあの、スタッフとして、主に時間を伝えたり、相手の都合で時間をずらしたり、重要な役割です。
(一同、爆笑)
あめん・キューティー上木:芸人生活、いや生まれてきてからのすべてを2行のセリフに詰め込んで行けたら、って思ってます。
植松:僕はヒロインの性の病の担当医ですね。
大熊:いや違うやろ(笑)! あるかも知れんけど!
植松:結構な症状で……。僕も経験ありますんで、今回いい仕上がりにできてるなと。
大熊:さすが相方ですね、台本をちゃんと読み込んでますね。
植松:行間ですね。
サンキュー:僕は一言もセリフがありません。ただひたすら演奏します。そして裏設定で性の病を持ってます。ギター弾きながらも……。メンバー全員おなじ病気です。
大熊:超新塾はメジャーデビューしている超人気バンドの設定です。
サンキュー:レディオヘッドの演奏を取り入れてます。ルックスは全然違いますけどね。そこは比べないように。
大熊:いや立ったまま黙々と弾くんで琵琶法師みたい。
阿部:僕は主人公のタケルと音楽性の違いで反発している男性の役です。あと、スタッフから時間を伝えられたり、僕の都合で時間をずらしたりです。
市川:ヒロインとか言われるほどのものではなくて……。
大熊:いやいや役のことやから(笑)。
市川:タケルさんとはあんなことやこんなことがあるんですけど、似てる気がします。
大熊:……安富解釈したげて。
サンキュー:いや、深いね~深いよ、聞いてなかったけど。
市川:先祖が徳川家なんです。
大熊:うんうん、……関係ないよね!!
舞台「或る小屋の出来事」
日時:2011年6月30日(木) ~ 7月2日(土) 開演時間は日によって異なる。
会場:東京・表参道GROUND
出演者:アップ・ダウン / シャカ / 超新塾 / 市川みか / ほか
脚本・演出:大熊ひろたか
料金:前売3000円 当日3500円
チケット:ローソンチケット Lコード39956 / チケットぴあ Pコード413-660
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