真打昇進の三遊亭とむが来年7月に「錦笑亭満堂」へ改名、命名は春風亭小朝

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本日12月6日、落語家・三遊亭とむが都内で真打昇進記者会見を開催。2023年7月にスタートする真打襲名披露興行で「錦笑亭満堂(きんしょうてい・まんどう)」に改名することをサプライズで知らされた。

左から三遊亭とむ、三遊亭好楽。

左から三遊亭とむ、三遊亭好楽。

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ピン芸人・末高斗夢として1999年にデビューし、2011年に三遊亭好楽の弟子となり落語家に転身した三遊亭とむ。2014年に二ツ目へと昇進し、来年7月に真打昇進を果たすこととなった。

左から三遊亭とむ、三遊亭好楽。

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会見には好楽も出席し、とむの真打昇進について「彼がうちに来たのは11年前でした。その前に10年、ピン芸人をやっていて、21年の芸歴なんですね。その前に真打になってもいい状態で、当人に欲もあったでしょうけど、そういう話は一切にしませんでした。気が付いたらこんな長い歴史の芸人だというのがわかったので、急いで真打に昇進させるようにしました」とコメント。また「とむは誰にでも好かれる人柄で、上方のほうに行っても番組を持ったり、お客さまにも声をかけてもらったりして、この子がスターになるのが私の夢でございました」と笑顔で語った。

「錦笑亭満堂」は、春風亭小朝が名付けたもので「錦笑亭」という亭号は初。会見で初めて聞かされたとむは「人生のパニックの集大成です」と戸惑いつつ、「まだ動揺しておりますけれども、ありがとうございます。この名に恥じぬようにがんばります。錦笑亭満堂でございます」と力強く宣言した。

三遊亭とむ

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会見で読み上げられた小朝からのメッセージは「“満堂”は中国ではとても縁起のいい言葉で、人々が満員になった状態を言います。“錦”は金と同じですから、最高のものという意味なので、全体としては『満員の観客を最高の笑いで包む人』ということになります。彼の本名の末高斗夢と同様に、年をとるとよくなる名前です」というもの。好楽は「(小朝は)凝り性な方でして、1カ月半もかかって考えてくれました。一番おめでたい良い名前なんですよ」と述べていた。

真打昇進披露興行は来年7月に東京・両国でスタートし、2024年1月21日(日)には最終公演が日本武道館で開催される。とむは「(ワイヤーで宙吊りをしながら落語を行う)スーパー落語であるとか、日本武道館とか、人のやらないものをどんどんやっていきたいと思います。とにかくこの名に恥じぬよう精進して、まずは日本武道館で師匠を驚かせ、もっと喜ばせることができるような公演にしていきたいです」と意気込んだ。

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