おいでやす小田とこがけんが原点見せるピン単独2DAYS、最高の人間に感情移入するわけ

2022年10月24日 11:50 471 18 お笑いナタリー編集部

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おいでやす小田が11月3日（木・祝）に、こがけんが11月4日（金）に東京・ルミネtheよしもとにて、それぞれ単独ライブを開催する。

おいでやすこがとしてコンビ活動をしてきた、こがけん（左）とおいでやす小田（右）。

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ピン芸人同士のユニット・おいでやすこがで「M-1グランプリ2020」決勝にインパクトを与え、瞬く間に人気者の仲間入りを果たした2人。“コンビ”としての活動も多かった約2年間を振り返ってもらったほか、ピン芸人として3年ぶりの単独ライブに臨む心持ちを聞いた。

おいでやす小田［拡大］

数々のバラエティ番組への出演だけでなく、俳優業でも評価されている小田。「一瞬でしたね。今後の人生で二度とない2年になったと思います」としみじみ語り、「世間の人は『いきなり出てきた！』となっていると思いますけど、僕らはピン芸人としての20年があってこうなっている。ユニットをやるにしろやらないにしろ、個々のパワーが重要なので、久々の単独でそれを示せたら」と意気込む。「R-1ぐらんぷり」（現：「R-1グランプリ」）決勝で披露したネタをはじめ、新旧織り交ぜたネタを用意。「世に出たからって何かを変えるわけじゃないので、昔から知っている人は安心して見られると思いますし、僕のピンネタをあまり見たことがない人は初めて僕の全貌がわかるような内容になると思います。『なるほど、これがあってのユニットなんだ』っていうのはわかるんじゃないかな」とファンにアピールした。

こがけん［拡大］

こがけんは、これまでも映画や音楽など自分の好きなものを詰め込んだ単独ライブを行ってきた。「やるたびに、もう二度とやらなくていいって思うんです。ネタだけじゃなくポスターから映像から何から、単独全体が自分の創作物になってしまうので、準備がめちゃくちゃ大変。第1回のときなんて、こだわりすぎて自腹で15万くらい使っているんですよ（笑）」と苦笑いしつつ、「二度とやらない約束を毎回破ってます。作ってる過程は追い込まれるんですけど、もちろん楽しくもあって。自分の好きなようにやれて、それを誰にもとやかく言われないのが単独」と苦労してもまたやりたくなってしまう芸人のさがを明かす。今回はネタのほか、「HiGH&LOW」シリーズの脚本に携わる福田晶平の協力を得てオリジナルのミュージカルも披露。「これがもう……予算をすごく使う！」と費用面の困難もあるが、「ミュージカルに関しては二度とやらないし、単独も二度とやらないです（笑）。全力でやるので観に来てください！」と呼びかけた。

ピン芸人同士のユニットの活躍といえば、岡野陽一と吉住の最高の人間が挑戦した「キングオブコント2022」。小田は「実は、めちゃくちゃ応援してました。決勝に行ったときは『っしゃあ！』言うて、負けたときはゲエ出そうでした」と他人とは思えなかったといい、「ブームじゃないですけど、ピン芸人のユニットが話題になるには僕らだけでは力不足。いろんなユニットでピン芸人が結果を出して、大きくなったらいいなと思っています」と期待する。こがけんは、ユニットだからといって特別な目では観ていなかったというが、ピン、コンビ、トリオなどの垣根なく参加するバトルライブでは自分も含めピン芸人の快進撃に光を感じると述べた。

こがけん（左）とおいでやす小田（右）。［拡大］

“コンビ”のネタをきっかけに多くの人に知られるところとなったおいでやすこが。小田は「ユニットを先に知った人にとってはエピソード0のような、それぞれのバックボーンが見えるんじゃないでしょうか。全然違う芸風の2人が組んでいるんだ、とこの先ユニットのおいでやすこがもより楽しく見られると思います」と語った。