噛み合いそうで噛み合わない、美炎とKOUGU維新のスリリングな合同取材会

昨日9月29日、都内で「有吉の壁 Break Artist Live’22 2Days」に向けた取材会が実施され、美炎-BIEN-とKOUGU維新のメンバーが出席した。

「有吉の壁」（日本テレビ系）発のイベント「有吉の壁 Break Artist Live’22 2Days」が10月12日（水）と13日（木）に神奈川・ぴあアリーナMMで開催されるのは既報の通り。“鼻詰まり系ヴィジュアルバンド”美炎-BIEN-と“2.7次元アイドル”KOUGU維新は1日目に出演する。

記者から「去年も日本武道館で『有吉の壁』のライブが開催されましたが、そのときの反省は？」という質問が飛ぶと、美炎-BIEN-のKushami（チョコレートプラネット長田）は「ドラムのKafun（チョコレートプラネット松尾）があまり目立っていなかった。事前に連絡網を回していたが、Kafunのところにだけ情報が届いていなかったようで、ライブ中は終始ポカーンとしていた」とコメントし、ベースのDust（パンサー菅）も「確かにリズム隊が大人しかった」と同調。Kafunが「今年は目立てるようにボーカルとドラムの位置を変えたい」と語ると、KOUGU維新・平やっとこ役の淡川幸一郎（きつね淡路）は小さな声で「C-C-Bさんね」と呟いた。

KOUGU維新・プラスドライバ役の乙ルイ（きつね大津）は「僕らはアクションをメインにやっている団体なんですけど……」と切り出すが、美炎のメンバーは「アクションをメインにやっている団体……？」「え、団体なの？」と戸惑い気味。それでも気にせず乙ルイは「一応そういう団体です。前回は歌とダンスがメインで殺陣を披露する瞬間が少なくて。今回は殺陣を多めに、アクションの側面を見せていきたい」と流暢に語る。Zumari（パンサー向井）から「まだほとんど声を発していない」と指摘された淡川幸一郎は「我々役者は殺人はできないが殺人者の役をやる。僕らは今回KOUGUになりきる。なれないけど。でもなるんですよ」と語るが記者の反応が薄く静寂が訪れてしまい、Zumariから「振らなきゃよかった。俺のせいだ。ごめん」と謝罪された。

乙ルイが「僕らが出演するのは1日目。そこですべてを出し切る」と意気込むと、　KOUGU維新・ダイヤモンドカッター役のくさかべのりお（マヂカルラブリー野田）は「違う。1日しかない」と口を挟み、淡川幸一郎は「なるほどな。カレンダーも時計も人間が作ったもの。それを取っ払ったときって一体なんだっていう話」と続く。あまりにも意味不明な会話に美炎-BIEN-のメンバーが脅えていると、彼らに向かって乙ルイが「頭のネジがゆるんでるんじゃないか？」とニヤリ。Kushamiは「本当に怖い」と率直な心境を吐露し、Zumariも「美炎-BIEN-とKOUGU維新って一番相性が悪いのかもしれない」と苦笑いを浮かべる。また乙ルイは「どんな化学反応が起こるか楽しみ。美炎-BIEN-とは親近感を感じているし、リスペクトもしていたので夢のよう」と歩み寄るが、Kushamiは「僕らはそう思ってない」と拒絶。淡川幸一郎が「なんだと？」とKushamiを睨みつけ、場がピリつくひと幕もあった。

今年のライブへの意気込みを聞かれると、Kushamiは「いかに鼻を詰まらせるかが重要。部屋を一切掃除せずハウスダストを溜めている」、Dustは「2日酔いだと詰まりやすいので、酒をガンガン飲んでいる」と回答。また淡川幸一郎は「我々KOUGU維新も強固な団体になってまいりました。それでも初期と変わらないクオリティでお届けしたい」と話すが、美炎-BIEN-のメンバーから「『強固な団体』ってなんか怖い」「クオリティは上げたほうがいい」「成長していないってこと？」と野次が飛ぶ。そして最後は、くさかべのりおが「工具は生かすも殺すも使い手次第……」と語り始めるが着地点を見失い、「間違いない」と長井秀和のモノマネで締めくくった。