5月15日(日)と翌週22日(日)放送の「笑点」(日本テレビ系)に
「笑点」の初代司会者・立川談志の弟子でありながら、かつて著書で番組を批判し、「落語=笑点というイメージが嫌」「生涯『笑点』に出ない」とまでコメントしていた志らく。脳梗塞のためリハビリをしている三遊亭円楽の代役として「笑点」に登場することとなったのは既報の通りだ。
志らくは大喜利に参加。番組が満56年を迎えることを受けてのお題、談志や円楽にまつわるお題が出題される。会見で志らくは「珍しく緊張しまくりましたね(笑)。(春風亭)昇太兄さんだけが救いのような感じで、ずっと目を見ながら、司会をイジりながら遊ばせてもらいました。昇太さんとは若い修業時代からずっと2人で落語会やコントの会をやったりで、一番気心が知れていて、楽屋でもずっとぶらぶらボクシングし続けるというようなくだらないことをずっとやってきたので、昇太兄さんなら助けてくれるだろうと思いました」とコメント。「自己採点をするとしたら?」という質問には「30点ぐらいじゃないですか。溶け込んでいるようで全然溶け込んでない(笑)」と答えた。
昇太は「志らくさんとは若い頃からずっとよく仕事をしていたんですけど、ここ何十年はなかなか一緒に仕事することがなくて。志らくさんが『笑点』に来てくれるという話を聞いて、すごく楽しみにしていました。今回もし30点というのであれば、ぜひまた機会があったら来てもらいたいなって思います」と今後の出演にも期待。また林家木久扇は「(志らくは)大喜利でご一緒しましたら、爆笑というか笑いをとらない人じゃないかと思っておりましたら、どんどん惹きつけて。視聴者の方に笑っていただくように演出していらっしゃってビックリいたしました。やっぱり談志師匠のお弟子さんで天才なんですね」と志らくの実力に改めて驚いていた。
志らくはかつての番組批判を「20年から30年近く前の話。それ以降はいろんな自分のメディアで『笑点には本当に感謝している』『日本の宝だ』ってことは言い続けている」と釈明。その上で今回の出演について「感謝以外の何物でもないです。もちろん円楽師匠、そして皆さん人間が大きいおかげ。たぶん歌丸師匠なんか『小僧が何言ってんだ』程度のことでほとんど相手にしてないし、怒りすら持っていなかったと思うんです。私が勝手に脅えていただけだったので。談志が『そろそろお前出ろよ』『俺が作ったんだからお前が出て一応談志が作ったってことをもう1回みんなに知らせてやれよ』と言っているようなそんな気がします」と話していた。
笑点
日本テレビ系 2022年5月15日(日)、5月22日(日)17:30~18:00
<出演者>
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てれびのスキマ/戸部田 誠 @u5u
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