東京27期のバトル「NSC大ライブ」優勝はミヤコジマ、天然キャラと“憎しみ”の漫才師
2022年2月28日 22:36
本日2月28日、吉本興業の芸人養成所NSC東京校27期生によるネタバトル「NSC大ライブ TOKYO 2022」が開催され、ミヤコジマが優勝した。
現役NSC生が1年間の集大成としてネタを披露する「NSC大ライブ」。東京大会には東京校、札幌校、名古屋校、福岡校、沖縄校の総勢226組が参加し、始刻天(予選1部審査員票3位)、ミヤコジマ(1部審査員票2位)、青いデルタ(1部審査員票1位)、ナンシャ(1部観客票枠)、美月(2部審査員票3位)、アイランドアイランド(2部審査員票2位)、カリン(2部審査員票1位)、らんぴょん(2部観客票枠)の8組が決勝進出を果たした。
決勝では、
ミヤコジマはボケの道古風杜と井内大介が結成したコンビ。2人とも大阪・都島区の出身で、道古は大阪NSC38期、井内は大阪NSC39期に入ったもののすぐに挫折し、会社勤めやアルバイトをしていたが、諦めきれずNSC東京校に入り直した。
囲み取材では、「もう昔のことのようです」と優勝を振り返る道古に井内が「早あ。すごお。まだ(自分は)入ってきてないのに」と返すなど自然なボケツッコミの掛け合いを繰り広げたミヤコジマ。そんな2人が披露した漫才に対し、田所は「単純に技術やネタの面白さ、うまさが(漫才の)素人目から見てもすごい。芸歴詐称してるんじゃないかってまだ疑っている」と驚きつつ感心する。NSCで講師も務めていた、「大ライブTOKYO」見届人の
井内は大阪NSC在学当時、誰からも面白いと言われず、友人もできなかったことから、「見返したい」という思いを原動力に奮闘。「憎しみでお笑いやってるタイプ」と明かすと、石田や田所に「今の時代には珍しい」と驚かれる場面も。一方の道古は小ボケや他愛もない発言を連発する天然キャラ。どちらかと言えば理屈で笑いを考えるタイプだという井内は、作ってきたネタを道古に「なんかちゃうな」と感覚で指摘されるのを苦虫を噛み潰すような気持ちで修正しているが、「でもそれがええ感じになる」と対照的でありながらも相性のいいコンビだと感じている。
目標は「M-1グランプリ」での優勝。それとは別に、恋愛リアリティ番組が好きな井内は「テラスハウスのスタジオメンバーになりたかった」と「憎しみ」とは真逆にも思える華やかな夢も明かしていた。
なお同日大阪・COOL JAPAN PARK OSAKA WWホールで行われた「NSC大ライブ OSAKA 2022」の結果は別途掲載する。
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