昨日12月24日、東京・ヨシモト∞ホールで
昨年、クリスマス当日のヨシモト∞ホールで空気階段・鈴木もぐらが遺体となって発見されたことから始まる騒動を描いたミステリーコメディ「もぐら殺人事件」。その第2弾となる今作もやさしいズ・タイが脚本と演出を手がけ、前回から引き続き企画作家の氏田雄介、小説家・脚本家の水谷健吾の協力を得て謎解きと笑いを融合させた新感覚なステージが繰り広げられた。
クリスマスイブの∞ホールの楽屋には、打ち合わせをしたり、脚本を執筆したりと、ライブ前の時間をそれぞれ慌ただしく過ごしている芸人たち。やさしいズ佐伯とコットンきょんだけはハマっている遊びに興じてキャッキャしている。そこへ、ピンの仕事を終えた空気階段・水川かたまりが到着。先に楽屋入りしていた相方・鈴木もぐらが眠りから目覚めて一同の前に姿を現すと、なんと首に時限爆弾が仕掛けられているのだった。
1年前の事件を踏まえて警察には知らせず、自力で解決しなければならなくなった彼ら。公演が始まるまでに爆弾装置を解除すべく、もぐらのそばに置いてあったという怪文書を解読していく。一部の謎は1公演目と異なり、芸人たちは実際にこの場で頭を働かせ、ひらめきのたびに新鮮なリアクションを見せた。
文書解読のために足つぼチャレンジを行う場面では、一同悶絶。進行役に徹し、気づかれないように参加していなかったコットン西村もついに存在がバレてしまい、解読とは無関係なところで足つぼ目がけてジャンプする羽目に。爆弾を付けられた被害者のもぐらも足つぼマットに叩きつけられて踏んだり蹴ったり。そんな奮闘のかいあって徐々にヒントを手繰り寄せていった。即興で笑いの掛け合いも披露しながら全員が一致団結してもぐらの救助に成功し、安堵したのも束の間、そこから物語は意外な方向へ。果たしてもぐらの運命は。
タイによれば、普段の会話をもとにしたセリフも満載。リアルなムゲンダイ芸人の様子とフィクションが織り交ぜられている。エンディングでは、次回「もぐら殺人事件」はどうなるだろうというトークも。もぐらが「僕が殺人を犯す側で、最後20分くらいで出てくる」と提案すると、タイは「なるほど……。明日できます」と筆の早さをアピールしていた。
この公演は12月31日(金)までFANY Online Ticketで見逃し配信中。また、前回の「笑えないクリスマス~もぐら殺人事件~」も期間限定で∞ホールのYouTubeチャンネルにて公開されているので併せて楽しもう。
もぐら殺人事件Ⅱ~クリスマスイブの事件簿~
配信期間:2021年12月31日(金)19:30まで
チケット販売:2021年12月31日(金)12:00まで
料金:配信1500円(19:30開演回)
FANY Online Ticket
<出演者>
空気階段 / やさしいズ / 蛙亭 / コットン / そいつどいつ
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お笑いナタリー @owarai_natalie
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