3時のヒロイン福田「トゲトゲ」発の短編映画に「カメ止め」と同じ衝撃受ける

「トゲアリトゲナシトゲトゲ」（テレビ朝日）発の短編映画「ウワキな現場」が昨日11月8日にTELASA（テラサ）で配信開始。その公開記念イベントが東京・テレビ朝日で先日開催され、3時のヒロイン福田、Aマッソ加納、ラランド・サーヤと「ウワキな現場」監督の上田慎一郎が出席した。

「トゲトゲ」でおなじみの3人は「ウワキな現場」でトリオ芸人を演じており、ある日、ミキ（福田）とユウタ（浅香航大）が路上でキスをしている光景をサヤカ（サーヤ）が目撃するところから物語はスタートする。目撃した翌日、サヤカは「彼氏と親友の浮気現場を目撃した」という設定の新ネタ漫才をミキとアイカ（加納）に書いてきて……というストーリーだ。福田は「脚本を初めて読んだときに、めちゃくちゃ面白かったんです。ハードル上げちゃいますけど、『カメラを止めるな！』をスクリーンで観たときと同じくらい衝撃を受けました。上田監督の代表作になると思います！（笑）」と上田監督のヒット作を引き合いに出して「ウワキな現場」に太鼓判を押した。

加納は「出来上がった映画を観て、舞台でやっているときは“自分たちの間”ですが、編集されてみると“映画の間”になっていたのが新鮮な驚きでした」と感想を述べたほか「女芸人が主人公の映画ってあまり観たことがないということに気づきました。そういった題材としての違和感も楽しんでいただけると思います」といった発見を語る。サーヤは「（福田）麻貴さんの『キスがしたい』から始まった企画だったので、麻貴さんがキスをするだけのもっと下品でスケベな映画になると思っていました。上田監督にプロフェッショナルのすごみを見せつけられました」と話した。

3人について上田監督は「僕の勝手なイメージなんですけど、福田さんが一番まともな人、サーヤさんがヤバい奴、加納さんが一番ヤバい奴！ そういうキャラクターがストーリーを彩っているのかなと思います」といった印象を寄せる。その演技についても「素晴らしかったです。共演の浅香さんもビックリしていました。本読みやリハーサルのときに、僕も『うまいんかい！』とツッコんでいました。サーヤさんは憑依型。福田さんは受けの芝居が素晴らしい。加納さんは抜群の間合いとトーンがすごかった」と絶賛し、福田は「はい、私も含めて全員の演技がうまかったです（笑）」と満足げに語った。

今後の“女優活動”に関する質問も。これには福田が「めちゃくちゃデカい連ドラに出たいです（笑）」、サーヤが「しこたま映画のオファーが来たらいいな（笑）」と願望を述べる一方、加納が「生で映画監督の仕事を見て、映画監督や脚本を自分でやってみたいと思いました」と対照的な展望を描いていた。