マヂカルラブリーが2回目のKOC決勝進出、三冠狙う野田「ちゃんと勝ちたがっている」

明日10月2日（土）に生放送される「キングオブコント2021」（TBS系）のファイナリスト10組が先日囲み取材に応じた。本日はマヂカルラブリーのコメントを紹介する。

マヂカルラブリーは2018年以来、2回目の決勝進出。決勝には彼らのほか、うるとらブギーズ、蛙亭、空気階段、ザ・マミィ、ジェラードン、そいつどいつ、男性ブランコ、ニッポンの社長、ニューヨークが登場する。

マヂカルラブリー コメント

──2回目の決勝進出を決めた今の心境は？

村上：めちゃくちゃうれしいのと同時に、ホッとした気持ちもあります。

野田：「いやー、マヂカルラブリー、ほんと予選強いなー」って思います。

村上：お客さんに愛されてますね。

野田：とりあえず予選の強さを“わからせた”かなと。もっとわからせたいです。

──「M-1」王者となりましたが、KOCでそれはプレッシャーでしょうか？ それとも自信になっていますか？

村上：今のところは自信のほうが強いです。みんなには申し訳ないけど、すごく余裕な状態で予選をやっていました。「食いっぱぐれないし」って（笑）。余裕と言ったら言葉は悪いですけど自信にみなぎった状態でやれてました。

野田：M-1で優勝したからよかった部分と、若干損してる部分と、どっちもあるかもしれないです。「こいつら、M-1で優勝したから決勝行ったんじゃないか」とも思われてそう。

村上：「忖度がある」的なことを言われたりはするので。

野田：それを決勝でハッキリさせなきゃいけない。ちゃんと実力を証明したいです。

──野田さんの賞レース“三冠”（M-1、R-1、KOC）が懸かっているのは大きなトピックかと思います。そこへ向けて現在のお気持ちは？

野田：自分でも「ちゃんと勝ちたがっているな」と思います。今年のネタ選びは、あまり挑戦的なことというよりは、ちゃんと勝てるような感じでやっています。三冠という称号が欲しいのか、それとも一旦賞レースを休みたいのか、ちょっとわからないです（笑）。

──KOCで優勝したら今後、賞レースへの出場は？

野田：一旦キリがいい。あとは「あー、わかるわかる」と思いながら楽しく賞レースを観られると思います。

──村上さんは野田さんのKOC挑戦について、M-1優勝会見のときに「やるっていうんなら付き合う」とおっしゃっていました。

村上　野田が今「キリがいい」と言いましたが、僕は随分前にキリがよくなっている。「目指すのであれば付き合います」という感じです。ただ、（M-1とKOCの）二冠もけっこうすごいですよね？ 僕の二冠も地味に懸かっているので、そこはぜひ獲りたいです。そうすれば、NSCとかJCAの講師になりやすそうじゃないですか？ 若い子に向かって偉そうに語れそう（笑）。そんな気持ちです。

──賞金1000万円の使い道は？

村上：投資です。そのフェーズに入っています。もう欲しい物がなくなったんで。大人になってきているんだ、というのをしっかり感じています。

野田：僕もいよいよ賞金が入ったことに気づかないところまで行こうかなと。「これなんだっけ？」「これいつの優勝だろう」と言えるレベルまで。あと吉本興業の本社の真ん中に庭があるんですけど、温泉が出るまで掘ります。ただ、優勝賞金の使い道を聞かれるのは、もうだいぶ懲り懲り（笑）。お給料だと思って、もらいます。

──霜降り明星・粗品さんも“三冠”を狙って今大会に出場しましたが準決勝で敗退ました。霜降りと番組共演などでこのことをよく話されていたと思うのですが、霜降りへの思いは？

野田：粗品からDMが来まして、とにかく（決勝進出は）「すごいっす」と。俺は優勝したら「このネタは全部、粗品が考えました」って言ってあげようと思います。ヤツ（粗品）は「この二冠の呪縛から逃れたい」とずっと言っているので、その呪縛を解いてあげようという気持ちです。

村上：せいやと僕の二冠争いにも決着を付けたいです。優勝したら「せいやに演技指導してもらった」ってことにします。