今年3月から6月まで放送された「マヂカルクリエイターズ」を足がかりに売れてやると意気込んでいたオズワルドがここ最近、実際にブレイクし始めていることから、番組MCのマヂラブが仲間たちを集めてオズワルドの株を下げようと奮起したこのイベント。「これ以上忙しくなっても困る」というオズワルド畠中もマヂラブサイドに付き、一緒になって伊藤の足を引っ張った。
その方法は、ママタルト、ダイヤモンド、真空ジェシカがそれぞれ“擬人化アイドル”とそのマネージャーに扮して出演する架空のアイドル番組を伊藤に進行させるというもの。そこで繰り広げられるであろう地獄の絡みを公にして、伊藤のMC力が低いことを業界全体にアピールする算段だ。陰のMCに回ったマヂラブ村上は、誰もがコメントに窮する場面で「さあ、いかがでしょう伊藤さん?」と話を振ってじわじわと伊藤にプレッシャーをかける。本番を迎えるまで何も知らされず、当然のように困惑している伊藤の様子を確認すると「お、早くも伊藤さんのできなさがあらわになってきました!」と小気味よく実況した。
野田クリスタルは擬人化の始祖・ゴール様として、また畠中はゴール様を支えることが生きがいのファイとして登場。「野田ではないとは言い切れない」というゴール様に続いて、ファイも「私のことを弱いと言う人も、強いと言う人もいる。私が何をする人かというのも見る人によって全然違う答えが返ってくる」などと自身の存在について要領を得ない発言を繰り返し、伊藤は「事実上、4文字くらいしかしゃべってない」と呆れ顔でツッコミを入れた。これがスタッフたちの笑いを誘うが、すかさず村上は「さすがですねー伊藤さん。うまい! なんとか乗り切りましたね」と意地悪な感想を述べて伊藤を追い詰めていく。伊藤は擬人化アイドルたちの暴走より「一番嫌なの村上さんかもしれない」と不安を募らせた。
「負け」の擬人化アイドル大金星まける、「毛」の擬人化アイドル髪黒石萌毛、「間違い探し」を擬人化した間違え・マクリマ・クリスティの3人が、クイズ作家の矢野了平氏が考案した2021年の時事ネタクイズや
ゴール様とファイも含めて5人分、しっかりチェックした伊藤。その目で見たものを豊かなボキャブラリーを使って表現してみせ、視聴者の想像力をかき立てた。ようやくスタートしたクイズは大喜利大会の様相に。萌毛は自身の特徴にちなんだ回答を出し始めると急激にクオリティを落とし、間違え・マクリマ・クリスティのマネージャーのガクは彼女が間違いではなくボケをかますと「アイドルが自分からボケんな!!」と人が変わったように怒り狂う。一方、大金星まけるはルールを無視してはいるものの、ほがらかに回答を続けた。
ビックスモールンのチロ、グリ、ゴンの3人をステージ上に呼び込み、彼らの普段とは異なる点を探し当てる「違和感はどこだ!ビックスモールンチャンス」には全員が大苦戦。伊藤だけがワンサイズ小さいゴンの正体が“コン”(=有村昆)であることに気が付き、「こんなことのためだけに呼ばれてんの!?」と衝撃が走る。ヒントが欲しい一同はビックスモールンの「なりたいな!」をそれぞれにリクエストし、いつもとの違いを見極めることに。「ヤリたいな!」のパターンも追加で要求されたコンは、伊藤の「言っちゃダメだ!」という制止も聞かずにクイズのお題としての役割をまっとうしてみせた。NGなしの覚悟で来たというコンは、「好きな楽器は?」「血液型は?」「上半期一番オススメの映画は?」「最近いつシコりました?」といった質問にも真摯に回答。不屈の精神を見せるコンに、伊藤は「これに出たらこれに出られるだけですよ」と、「マヂクリ」配信をきっかけに仕事が増えることはないと忠告した。
かばんの中身チェックというアイドルらしいコーナーでは、とある窃盗事件が発生。ツートン青木扮するかの有名な刑事が犯人との心理戦を展開した末、ゴール様の化けの皮がはがされて……。最後はファイこと畠中が新曲「雲の切れ間のように」を歌唱。するとツートン青木が今度は昭和の歌姫と呼ばれた国民的歌手になりきって、耳馴染みありそうでないメロディが不快感を誘う「雲の切れ間のように」を畠中と一緒に歌い上げる。そのまま大団円を迎えると、伊藤は「え、これで終わるの!?」と信じがたい光景を目の当たりにしながら配信を終えた。
この公演は9月19日(日)23時59分まで見逃し配信中。チケットはFANY Online Ticketで同日12時まで販売されている。一筋縄ではいかない状況で孤軍奮闘する伊藤の姿や、随所に用意されているドキッとする仕掛け、そして事の顛末を確認してみては。
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やん @sobrepeso95
ちな前々回
きれいにまとめられてますがカオス寄りの悪夢が繰り広げられました https://t.co/6Igtq4S5DD