「マヂカルクリエイターズ」生配信をザコシや街裏ぴんくに乗っ取られたが地上波でシーズン2放送決定

マヂカルラブリーがMCを務める番組「マヂカルクリエイターズ」発の配信イベント第2弾「ハリウッドザコシショウがお笑いデスゲームを始めるよ～！」が昨日12月5日に実施された。

このイベントでは、ハリウッドザコシショウがゲームマスターを務める「ゴースゴースゲーム」に芸人たちが挑戦。まずは今年流行した例のドラマを思わせる演出で、マヂカルラブリー村上とななまがり初瀬が「一攫千金を目指して命がけのゲームに挑戦する愚民たちを見て上流階級の人々が楽しむだけの90分」と配信の主旨を説明する。怪しげな仮面を装着したザコシが会場スクリーンに映し出されて数々の誇張モノマネを披露すると、村上は「仮面で表情が見えません」と真っ当にツッコミを入れた。

ゲームに参加する4人のプレイヤーは、それぞれが背負っているという借金の理由を明かしていく。「西野ルビッチ」を名乗るマヂカルラブリー・野田クリスタルは「『映画 えんとつ町のプペル』を8万回見に行った」と驚異的な“8万プペル”を告白。インポッシブルえいじは「デロリ・杏（あん）」、インポッシブルひるちゃんは「藤岡弘樹、」と有名作品や俳優を思わせるキャラクターに扮し、ななまがり森下は架空のセレブリティタレント「セレビィー喜多見」として一同を騒然とさせる。彼らの中からゲームを勝ち上がった1人には賞金2兆円が支払われるとザコシが告げた。

4人が挑んだ最初のゲームは、制限時間2分以内に「鬼ロボット」の背中をタッチできたらクリアという「面白だるまさんがころんだ」。ここで「鬼ロボット」として突如おたこぷーが登場すると、「だるまさんがころんだ」で静止するプレイヤー4人に次々と笑いを仕掛け続けた。ザコシも壇上に出現し、おたこぷーとの2人で交互にギャグを連発。やがてプレイヤー自身もギャグをやり始めて収拾がつかなくなり、最終的にこのゲームではザコシのジャッジでひるちゃんが死ぬことに。ひるちゃんは壮絶な「肉花火」をもって息絶えた。プレイヤー4人は事前に「最も面白いと思う死に方」を考えてきており、それが配信内で実践されていった形だ。

2ndステージ「オモシロ型抜き」では型抜きの達人としてアイパー滝沢が登場して、旧知のマヂラブに手の内を見透かされながらも得意の編み物の腕前を披露する。アイパーと対決した森下はセレブキャラを忘れて、この配信の元ネタとなった例のドラマを再現してみせた。型抜きの達人の2人目は元やさしい雨の松崎克俊で、マヂラブを巻き込んだ下ネタを繰り広げて野田から「死ねー！」などとダイレクトに反感を買うものの、松崎自身は「ようやくカメラの前でこれができたよ」と満足げな表情。そんな松崎に野田が対抗してゲームに臨み、村上の判定によって松崎の圧勝となった。2ndステージには、しんじも出没。村上が「いくら配信とはいえ……」と静止するしんじの大暴れもあり、結果的にこのステージではザコシの判断でえいじが死ぬことになり、ほかの芸人を爆笑させる謎の死に方で崩れ落ちていった。

3rdステージは「面白綱引き」。ここではモダンタイムスが「偽藤川球児」（としみつ）、「日馬富痔」（川崎）として、野田、森下との綱引きに臨んだ。4人が綱引きの最中に少しずつ面白く変装するというゲームではあったが、綱引きと同時進行する着替えは思うようにいかない。その綱引きは途中から、ザコシ扮する古畑任三郎、本物の街裏ぴんく、本物のザ・パンチ・ノーパンチ松尾が次々と参加するカオスとなり、村上は「いろんなことが起きすぎてわからん！」とお手上げ。街裏ぴんくは嘘漫談でこの場に来た理由を述べ、ノーパンチ松尾は「お願い死んでー！」のフレーズを連発して会場に拍手笑いを起こした。このステージでは野田が、とある死に方で息絶えている。

ゲームで生き残った最後の1人はセレヴィー喜多見こと森下。ファイナルステージ「ラッキーセブンパスタ」には、こりゃめでてーな伊藤扮する「伊藤カイジ」が登場して森下と対決する。ここでは「パスタを鼻から入れて口から出すのが特技」だというぐりんぴーす牧野がディーラーとなり、牧野がパスタを口から出す本数が偶数か奇数かを当てるゲームがスタート。ところが牧野が7本の鼻にパスタを入れると共に時間が止まり、これでもかと尺を割いたカイジ風の心の声が発動する。結果的には森下が賭けに敗け、架空の死に方「なんやかんやあってからのヌペポ死」で死んでいった。芸人たちによる「面白い死に方」の全貌は配信で確かめよう。

最初のプレイヤー全員が死んだ結果、なんと優勝はカイジに。賞金2兆円を受け取ろうとするのだが、ゲームマスターの様子には3rdステージの頃からどこか異変があった。カイジが仮面を剥いだゲームマスターの正体とは果たして……。エンディングの舞台上では地下お笑いライブのようにザコシや街裏ぴんくらが大騒ぎ。舞台下に追いやられていた野田が「ヤバい奴しかいない！ 乗っ取られてるじゃねーか！」と野次を飛ばし、エンディングのどさくさにまぎれて村上は「マヂカルクリエイターズ」のシーズン2が来年1月11日（火）24時30分、全7回のお試しでスタートすると告知した。

この配信はテレビ東京が開催するオンラインイベント「テレ東文化祭2021」のプログラムの1つ。チケットは12月12日（日）正午まで販売され、同日23:59までアーカイブ配信される。なお12月12日（日）にはアルコ＆ピースMCの「真面目な勇者ああああ～ゲーム番組なのでちゃんとゲーム企画をやりましょう～」もラインナップされているので併せて楽しんでみては。