M-1ファナリスト銀シャリの初ソロDVD登場

12月28日に銀シャリの初ソロDVD「ギンギラ銀にシャリげなく」が発売される。

2005年結成の銀シャリは大阪・baseよしもとを中心に活動。結成1年半後には「M-1グランプリ2006」準決勝進出、今年2010年3月には「第40回 NHK上方漫才コンテスト」で最優秀賞を獲得、「M-1グランプリ2010」では、ついに決勝進出を果たした。

DVDには“実力派しゃべくり漫才”と称される彼らの漫才ネタが7本収録。またそのしゃべくりを活かしたコントも2本見ることができる。ネタの合間には橋本がフリップで50音順に鰻の天然エピソードをVTRで紹介。特典映像では、「鰻の1日」密着映像や、鰻が得意な自作マンガを紹介している。

2人は、いよいよ1週間後に迫ったM-1決勝に関して「楽しくやりたいです」と声を揃えてコメント。「先輩方からも『気負うな』とアドバイスいただいています。悔いのないようにリラックスしてできれば」と、最後となる同大会にかける思いを語った。

2011年1月8日13時からは大阪・タワーレコード梅田NU茶屋町店6Fイベントスペースにて、同DVDの発売記念イベントを開催。タワーレコード梅田NU茶屋町店、梅田大阪マルビル店、難波店、神戸店、京都店にて商品を購入した人に先着でイベント参加整理券を配布している。整理券を手にした人は、トーク終了後のサイン会と、DVD収録ライブで使用した小道具が当たる抽選会にも参加可能。ファンは早めに整理券を手に入れよう。

銀シャリインタビュー

──「第40回 NHK上方漫才コンテスト」優勝後の反響はいかがでしたか？

橋本：確かに休みは何かしらでなくなりましたね。ロケが多くなりました。

鰻：グルメロケ。コンビ名が「銀シャリ」だからですかね（笑）。

橋本：ただ結構箸の持ち方汚いわ、食べ方汚いわ、めっちゃ怒られるんですよ。でもありがたいです。美味しいものいっぱい食べられるんで。

──ネタはどちらが考えているんですか？

鰻：2人で喋りながら作ります。

橋本：意見が食い違うことはあまりないですが、僕は神戸なんで、大阪弁の言い回しで感覚が違うときがありますね。

鰻：僕は河内の方なので、たまに伝わらないんです。

橋本：あと彼は主語、述語がないんで、何のことで怒ってるのかわからないことがあります。話も途中でポンポン飛ぶんです。

鰻：それよう言われますね、「何の話やねん」って。

──ソロDVD発売の話を聞いたときの感想は？

橋本：「出したい？」みたいな感じで言われたんで、「どっちでもいいです」って（笑）。

鰻：出すとなったら「M-1の後にネタバレないないように出すから」って言われていて、結局M-1決勝行けることになったんで、それを言ってくれた吉本の人が大喜びしてます。「なぁ言うたやろ」って。

橋本：その人、横山やすし・西川きよし師匠の高いDVDを「これ見て勉強し」って僕らにくれたんですよ。「内緒やで」って言ってましたけど、渡すとき思いっきりいろんな人に見られてました。

──実際DVDを作り始めていかがでしたか？

橋本：「鰻君の50音エピソードどうですか？」って作家さんに提案したら「それええな」ってなったんですけど、まさかの50音に収まりきらないという。全然まだまだあるんですよ。もっと紹介したいんですけど、2枚目のDVD出すときには鰻君キザエピソードが多いんで“キザバージョン”でいきたいですね。

鰻：そうです、ロマンチックなんです。

橋本：わざわざ雨の日を選んで、傘をささずに告白を断るとか。

鰻：そうなんですよ、晴れてたら「今日じゃないな」と。

──鰻さんから見て橋本さんの理解できないところはありますか？

鰻：唯一あるのが、毎日同じ仕事しているのに彼のカバンがパンパンなんですよ。それだけはありえないと思います。

橋本：意外に彼は整理整頓が抜群なんですよ。僕は資料とかペンとかすぐ失くすし、とりあえずカバンに入れときゃいいって。

鰻：橋本は、ようティッシュ持ってるんですけど、一時期ボックスティッシュ入れてましたからね。そんなん初めて見ました、そりゃでかなるわ。

橋本：もう面倒臭くてね（笑）。ゴミとかも近くにゴミ箱なかったら全部カバンの中入れてしまうんで。

──最後に、お笑いナタリー読者にメッセージをお願いします。

橋本：基本的に鰻君の良さってガツガツしてないところだと思うんですよ。このDVDでは、鰻和弘という人間がどんな人間かがほぼ100％わかります。ぜひ見ていただきたいです。

鰻：ネタはもちろん、レンタルには入っていない特典映像を見てほしいですね。頑張ってマンガ描いたので。