baseよしもとの歴史に幕、感動の「ひき肉にしてやんよ!!」

昨日12月3日、大阪・baseよしもとにて同劇場最後となるイベントライブ「LIVEワラb 3Hスペシャル～baseでファイナル～」が行われた。

1999年から10年以上にわたって芸人のライブ劇場として親しまれてきたbaseよしもと。先日発表された来年2011年1月の移転にともない開催されたこのライブには、遠方から来たファンや当日券を求めて早朝から並んだファンの姿も見受けられた。

オープニングにはジャルジャル、スマイル、モンスターエンジンの3組がMCとして登場。まずは、ワラbメンバーのプリマ旦那、祇園、ガスマスクガール、和牛、ソーセージがbaseにちなんだネタを披露した。

この日のために用意されたVTR「base history1999-2000」では、劇場の誕生後から黄金時代と呼ばれる頃のライブなどを紹介。その頃出演していたFUJIWARA、2丁拳銃、陣内智則、シャンプーハットからのメッセージビデオが流れ、その後もライブの合間にサバンナ、バッファロー吾郎、キングコング、フットボールアワー、笑い飯、千鳥、NON STYLE、麒麟らbaseの舞台を支えてきた芸人たちのVTRが登場し、会場はさらに沸きあがった。

全員参加のゲームコーナー「base小道具仕分け」では、新劇場への移動にあたって、劇場スタッフが「いらない」と判断した小道具が舞台上にズラリ。ワラbメンバーらが小道具を使って一発ギャグをし、ウケたものだけ新劇場へ持っていくということで、皆必死でギャグを繰り出した。

その後も芸人たちが次々とネタを披露。かまいたちは山内の人気のネタ「チャン・ドンゴン・ゲン」、銀シャリは同劇場に出始めた頃に流行らせようとして流行らなかった「銀シャリだ～よ！」という挨拶を披露するなど、思い入れたっぷりのネタが次々に飛び出した。また今回イベントに参加できなかったウーマンラッシュアワーはVTRで登場し、初めて「バイトリーダー」のネタを披露したときの緊張ぶりを語った。

最後はトークコーナー「やりたいんや！さらばbaseよしもと」。様々なエピソードが飛び出す中、スマイル・瀬戸の“立たれへん”楽屋ノリがMVPに輝いた。ご褒美は「baseでやってみたいことを叶えてもらえる」ということで、瀬戸は「baseで一番先輩になるスーパーマラドーナ武智さんのあのノリをお客さんと全員でやりたい」と希望。スーパーマラドーナ武智がおなじみの「ひき肉にしてやんよ!!」を叫び、会場にいる全員で万歳三唱をしコーナーを締めくくった。

baseよしもとは、2011年1月から現在と同じビルの5階にある大阪府立上方演芸資料館「ワッハ上方」ワッハホールに移転。12月いっぱいのレギュラーライブは、ヨシモト∞ホール大阪を中心に行われる。今後新しく生まれ変わる劇場や芸人たちの活躍を期待して待とう。