「ZOMMY」はゾフィーとザ・マミィが「キングオブコント」に向けて新ネタをおろすストイックなツーマンライブ。昨年6月に初開催され、今年7月にその第2弾が行われるはずだったが、新型コロナウイルスの影響で中止に。12月まで全3回予定されている「ZOMMY+」は2組が「キングオブコント2021」を見据えて新ネタを3本おろし、各回に迎えられるゲストも新ネタを用意。第1回の昼公演には
オープニングに登場したゾフィーとザ・マミィは上半期に予定していたネタライブが数々中止になり、「キングオブコント2020」も悔しい結果に終わってしまったことを回想。「今回は(「ZOMMY」を開催)できて本当によかった」と噛み締め、ザ・マミィ林田は「とりあえず3カ月続けて、盛り上がったらもう一生やりたい」と展望を明かす。ゾフィー上田も「一生やる可能性あるからね!」とこの意見に乗っかり、ゾフィー・サイトウが「ずっと『キングオブコント』獲れないってこと?」と未来を心配すると「獲ってもやる。サイトウさんが死んでしまってもやる」と宣言。「え、あとどれくらいで……?」「もう晩年ですよね?」などとはやし立てる林田と上田に、この公演一発目となるサイトウの「チェだぜ!!」が発動し、客席からはパラパラとした拍手が。上田は「(パラパラの拍手が)一番いい」と理想的なリアクションに思わず笑みをこぼした。
いまだに正解を見いだせていないサイトウの「チェだぜ」のトークで盛り上がっている3人の傍らで、ザ・マミィ酒井は神妙な面持ちでだんまりを決め込んでいる。「覚えたセリフが飛んでっちゃう」とネタに集中しているようだったが、昼公演のあと楽屋で爆睡し、起きてそのままおかきをつまんで食べていたとバラされた。
トークのあとは、ザ・マミィ、ゾフィーの順で立て続けに新ネタを披露。ザ・マミィは憑依型の役者が監督を無視したその場にそぐわない演技プランを押し通すコントや、遭難した山奥で出会ったある人種との心温まる交流を描いたコントなどで観客の心を揺さぶり、ゾフィーは一見なんの変哲もないシチュエーションの中で関係をこじらせた2人をコミカルに演じてその新鮮さで客席を沸かせる。ジェラードンもオチまでの流れが斬新な教室コントを展開。エンディングでは口外禁止の「キングオブコント」裏話を繰り広げつつ、やはり「チェだぜ」の使い道の話題に逸れる場面も多々あった。
第2回は11月28日(土)に開催され、今回に続いて配信チケットも販売予定。ゲストは15時公演に
ZOMMY+ vol.2
日時:2020年11月28日(土)14:30開場 15:00開演 / 18:30開場 19:00開演
会場:東京・ユーロライブ
<出演者>
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てれびのスキマ/戸部田 誠 @u5u
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