劇団ひとり「シュレック」の声優に挑戦、舞台挨拶登場

本日10月28日、東京・TOHOシネマズ六本木ヒルズにて映画「シュレック フォーエバー」が東京国際映画祭の特別招待作品として上映され、この作品で声優を務めた劇団ひとり、藤原紀香、山寺宏一が上映後の舞台挨拶に登場した。

ズル賢い魔法使い・ランプルスティルスキン役の声優として「シュレック」シリーズに初めて登場したひとり。「若輩者ながら一生懸命、見よう見まねで声優をやらせていただきました。戸惑いもありましたが、それなりにギャラもいただけるということで頑張ってやりました（笑）」と率直な発言を繰り出し、観客の笑いを誘った。

なお、この日の舞台挨拶での発言は国際映画祭らしく英語に翻訳されて館内にアナウンスされており、ひとりは通訳に「ギャラのくだりは英語に訳さないでいいです！」と釘をさしたものの、結果的に通訳の口からは「pay（ペイ＝報酬）」という言葉が発せられていた。

収録の現場を振り返ったひとりは「めちゃくちゃダメ出しされてすごく大変でした。厳しい現場でなかなか妥協しない。今のは半分愚痴です（笑）」と苦戦した様子を告白。またひとりの妻・大沢あかねも以前シュレックシリーズに白雪姫役で出演しており「夫婦で同じシリーズに出られたのですごくいい思い出です」と感慨深げだった。

本作はシリーズ最終章かつ初めての3D作品。主役のシュレックをダウンタウン浜田雅功、「長ぐつをはいたネコ」を竹中直人が演じている。ドンキー役の山寺宏一は「シュレックのために3Dがあるんじゃないかという夢のような世界が表現されている。ものすごいクオリティで感動しました！」と興奮気味。フィオナ役の藤原紀香も「きっと『シュレック リターンズ』があるんじゃないかな。みなさんの心にシュレックを留めておいてください」と復活に期待していた。

舞台挨拶後の囲み取材で、ひとりは「この映画は3Dにするのを前提として製作されています。これぞ3D！」と絶賛。見どころとして「とにかく笑えます。特に僕が笑ったのはシュレックとフィオナが笑顔で殴りあうシーン。最高に面白いです」と語った。

「シュレック フォーエバー」は12月18日より新宿ピカデリーほかにて全国ロードショー。3D版と2D版が同時公開される。