「島ぜんぶでおーきな祭」の3日目となる本日4月20日、沖縄・首里劇場にて映画「
アニメーションと劇画を融合した“ゲキメーション”という手法で制作された本作は、宇治茶が監督、脚本、キャラクターデザイン、作画、撮影、編集すべて1人で担当。娯楽施設“バイオレンス・ボイジャー”に迷い込んだ2人の少年が恐怖のアトラクションに巻き込まれていくさまを描く。
会場となった首里劇場は60年の歴史を持つ映画館。古めかしい客席シートや昔のポスターが貼られた壁など、レトロで独特な雰囲気が漂う。かつて芝居も上演していたというステージも残されたままで、そのステージに登壇したMCの
宇治茶が3000枚の絵を描き、自宅で自らその絵を動かし撮影して完成した同作。安斎氏は「実は2017年の沖縄国際映画祭(島ぜんぶでおーきな祭)で『もうすぐできるバイオレンス・ボイジャー』っていう(イベント)をやったんです(笑)」とその道のりの長さを明かし、さらに監督も「田中さんに声を吹き込んでいただいたのは2016年のことです」と振り返る。
田中は「僕自身この作品に関われてすごくうれしかった。というのも、こんなに監督色が出ている作品ってない。大変な作業を1人でこなし、だからこそ宇治茶監督のやりたいことが100%、いや200%詰め込まれているんです!」と熱弁。安斎氏もすでに海外で評価されている本作について「お金をかけたCGアニメが主流になっている中で、僕たちは究極のアナログを目指していて。宇治茶監督が自宅のテーブルの上で動かして撮っているこのスタイルを僕は“1人ピクサー”って呼んでいます(笑)。3年かけて、3000枚描いて動かせる人間ってなかなかいない」と力を込めてアピールした。
最後に宇治茶は「この映画自体もたくさんの人に観ていただけたらうれしいですが、ゲキメーションっていう手法も残していきたい。いろんな人に作ってもらえれば」と挨拶。また「悪役も演じてもらいたい」と構想中の次回作で田中をキャストに指名する場面もあり、田中も「よろしければぜひ!」と応えて2人は再タッグを約束していた。
「バイオレンス・ボイジャー」は、5月24日(金)より東京のシネ・リーブル池袋ほか全国順次ロードショー。田中のほか、
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