今年8月に開催された
「sept」では、自身初の26日間30回公演という長期間の上演に挑んだシソンヌ。約1カ月の単独ライブを成功させ、周囲の芸人に「狂ってるね」とリスペクトを込めて驚かれることが多いというが、本人たちは「しんどいかなって思っていたんですけど、意外とできちゃいましたね(笑)」と至ってマイペースだ。その理由はセットも衣装も用意せず身ひとつで全国を回るコントツアー「モノクロ」を続けているからだと2人は分析する。
「お客さんの前で30回も2時間近いライブをやって、とんでもない経験値を手に入れたとは思います。でも自分らのイベントを1年中ずーっとやってる、その流れの中に今回の単独もあるから、特別な達成感がないんだと思う」と素直な気持ちを打ち明けるじろう。本を読んだり、映画を観たりする時間はほぼないが、「ネタになることを吸収しないとなって思って3、4年経つんです。それでもまだ書けているので、意識して取り込もうとしなくてもいいやって」と述べる。「コントコントしたものが自分の中で好きになってきていて、例えばこの机で10分コントしてって言われてもできると思う。頭よりも体で、自分でどう表現するかっていうほうが勝ってきちゃってますね」と会話やストーリーを重視したネタ作りになってきていることを明かした。
今年1年を終えても、また来年の「モノクロ」や単独ライブの準備が待っている。この活動スタイルについて長谷川は「自分たちもよく飽きないでやってるなって思います。でもたまに、ふと頭がおかしくなりそうなときはありますよ。『どんだけネタやんなきゃいけねえんだよ!』って(笑)」と冗談交じりに語る。1年中コント漬けの彼らに改めて「コントが大好きか?」と率直に聞くと、2人は「やっぱりお笑いが好きですよ。自分らを見たくてチケットを買って観に来てくれる人たちの前でネタやるのが一番の幸せ」(じろう)、「じゃなかったらやらないです(笑)。人を笑わせたいって気持ちがあるので」(長谷川)と笑った。
本日9月2日には島根で「モノクロ2018」後半戦がスタートする。「sept」のチケットは30公演すべて即日完売したが、じろうは「さっそく島根がもう売れてないので、修行です(笑)」。長谷川も「『お前らまだまだだよ』ってちゃんと感じさせてくれる」と気合いを入れ直した様子で、全国行脚は今後も続いていきそうだ。なお会場で「シソンヌライブ」の対象DVDを購入すると、3ショット写メ&握手会に参加できる。
最後にマイブームを尋ねてみると、長谷川は誕生日プレゼントにもらったBluetoothスピーカーでジャズやアフリカの音楽など新しいジャンルに触れているといい、じろうはしばらく悩んで「ここ3日間ずっとやってるのは、“とうもろこしを茹でる”。初めてとうもろこし茹でたんですけど、楽しくて毎日茹でています。ほかはなんだろう、パチンコして、お笑いやって、ゲームやって……本当に同じことしかしてないな(笑)。とうもろこし茹でるのは本当に新鮮でした。熱々のやつをサランラップにくるむとシワにならないんですよ」と答えた。
DVD「シソンヌライブ『sept』」収録内容
本編:代わりに読んで / 車に乗るな / 成美と百花 / 割烹SHU / 野村くん、オーディションを受ける / カメラマンとアシスタント
特典音声:オーディオコメンタリー
特典映像:野村くん、街頭インタビューにつかまる / 野村のまさのひろ「Tsuyu ~梅雨~」Music Video
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シソンヌが26日間の単独ライブに特別な達成感ない理由、周囲からは「狂ってるね」(コメントあり) https://t.co/Ft2ecQAfl9