本日8月7日、
毎日新聞の夕刊で9月3日(月)に連載がスタートする「人間」は、又吉にとって「火花」(文藝春秋)、「劇場」(新潮社)に続く長編小説3作目。東京でマンガ家の夢に破れた男が、かつて同世代の仲間たちと過ごした日々を振り返るところから物語が始まる。
取材会に出席した又吉は、新聞での連載の依頼を受けた理由を「今までの小説は書き終わってから発表していたので、新聞連載は自分が文章を書く中では未知だし恐ろしい。でも、それが魅力やなと思ってお受けしました」と説明。執筆の進行状況については「書いてる途中なので全貌が自分でも掴めていません。具体的な構想もなくて、『こういう感覚のものを書きたい』という漠然とした思いだけがある。今はその漠然としたものがなんなのかを掴もうとしている最中です」と語った。
作品が連載形式で細かく区切られていくことについて、又吉は「毎回毎回見せ場を作ろうとするとリズムを掴みにくくなりそうなので、最初は気にせず書いてます。器用じゃないので。ただ、まったく何も起こらない回が出現するのは避けたいです(笑)」とコメント。また「夏目漱石の『それから』も新聞で連載していた作品ですが、長編小説として違和感なく読めるので、そういったものを参考にしたい」と話した。
記者から「連載で忙しくなったら、お笑いの活動が減ってしまうのか?」といった質問が飛ぶと、又吉は「さっきまでルミネtheよしもとの舞台に3回ほど立ってきました。これからもお笑いと小説の仕事を両立できるようにがんばりたい」と意気込む。また相方・綾部の話題になると「彼には(新連載のことを)伝えていない。書き終わったときに『書いたよ』って報告したいですね」と笑みを浮かべた。
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