関根勤「カンコンキンシアター」今年の「THE LAST MESSAGE」に込めた思いは

関根勤が座長を務める舞台「カンコンキンシアター32 THE LAST MESSAGE クドい！」の制作発表会見が本日6月28日に都内にて行われ、関根をはじめ、ラッキィ池田、キャイ～ン、ずん、イワイガワ、稲村亜美といったキャスト陣が登壇した。

旗揚げ30周年公演と銘打つ今年の「カンコンキンシアター」は8月10日（金）より8月19日（日）まで東京グローブ座にて上演される。「暑い日が続きますが、40℃のお風呂に10分入るのがいいらしいです」と挨拶した関根は、公演サブタイトルの「THE LAST MESSAGE」について聞かれると「『海猿』のパクリです（笑）」と映画「THE LAST MESSAGE 海猿」からの影響を明かしたほか「平成元年に旗揚げして、その平成も来年で終わる。我々もいい歳なので、いつかは『カンコンキン』が終わることもありますよ、とお客さんに備えてもらいたい」と意図を説明する。とはいえ「お客さんが来てくれれば来年もやる予定」とのこと。関根は「来てくれなければ代々木公園で5人くらいでやろうかな（笑）」と冗談めかして話した。

今年の公演への意気込みや今までの思い出話で終始盛り上がりを見せた本日の会見では、キャイ～ン・ウド鈴木が「31周年のつもりでがんばります！」、ずん飯尾が「“出トチり”したのが思い出」などと語っていき、「今まで一度もウケたことがない」と自虐的に話したずん・やすについては関根が「オープニングではスベりキャラだけど、本編では一番ウケている」とフォローする。サラリーマンに扮するInstagramで人気のイワイガワ・岩井ジョニ男は「インスタ、床下、シロアリ発見」といったギャグを披露。関根と共に旗揚げ当初からフル出演しているラッキィ池田は「ちょっと変なことを発表する場はここしかない！」と話し、今年で出演3年目の稲村亜美は「毎年何をやっているのかわからない（笑）。迷いながらやっています。家族を呼べない舞台です」と戸惑いを隠さず、芸人たちから「どんな舞台だ！」と一斉にツッコまれていた。

そのほか、1回の公演時間がこれまで最長6時間に及んだことや、DVD化は期待できないことなど30年分の思いは尽きない。今年の公演について関根は「『カンコンキン』らしいコントをいくつか再演します。体育会系の女性メンバーが3人、加入します」と見どころを述べ、「声を大きくして『ぜひ来てください』とは言えないけど、興味のある方はぜひ来てください」と呼びかけた。