「ライオンキング」に触発された演出も、「すいているのに相席4」2DAYS盛況

ユニットコントライブ「すいているのに相席4」が5月3日、4日に東京・座・高円寺2にて上演された。

コントの脚本を担当したのはバッファロー吾郎A、せきしろ、ヨーロッパ企画の上田誠。レギュラーメンバーに加え、ゲストのサルゴリラ児玉、高田郁恵が出演し、日替わりゲストとしてしずる村上、ラブレターズ、ピース又吉が迎えられた。

オープニングコント「やっぱり猫が大好き」の第一声が客席後方から聞こえ、いよいよ幕が上がる。A、ザ・ギースが演じる会社帰りのサラリーマンたちは客席を通って舞台上にある居酒屋に向かった。この演出は、アフタートークで「せきしろが劇団四季の『ライオンキング』に触発されたため」と語られている。レギュラー出演初回にしてさっそくこのコントで主演を務めた野田は奇怪な言動を連発。居酒屋で相席になった人々は彼に振り回されるが、とある現象を巡って心を1つにしていく。

「エグザイラナイ」では“エグザイル”を倒すため集まった謎の集団“エグザイラナイ”に、シュールコント芸人のザ・ギースが巻き込まれてしまう、という内容。「すいているのに相席」ならではのボケがふんだんに盛り込まれ、観客の心をくすぐる。「志村、後ろ！」のフレーズが効いた「キミに届け」でも会場は大喜び。恒例の「モノボケ部」にはテレビアニメの要素も。エンディングには上田が作詞、作曲、そして歌唱を担当する「モノボケと青春」のアニメーションが流れ、終演後のロビーでCDが販売されていた。

日替わりゲストたちはサイコロがキーとなる昼の帯番組を題材にした「LIKE A ROLLING DICE」の番組ゲスト役と、「相席」の伝統芸能となっている「子どものタヌキ」に参加。又吉はサングラスをかけ、みうらじゅんとして「LIKE A ROLLING DICE」に登場したが、アフタートークの中でジョン・レノンとオリジナルの“蓋男”というキャラと迷ったことを明かした。

なお今回の公演を反省するライブ「相席4反省会・裏」「相席4反省会・表」の2公演が5月29日（日）に東京・Naked Loftにて開催される。チケットは本日5月6日からローソンチケットにて販売中。