「M-1がきっかけ」結成15周年ハイキングウォーキング、初のネタ共作

ハイキングウォーキングが結成15周年を記念する単独ライブ「BAKAKA」を、東京・ルミネtheよしもとにて3月19日（土）に開催する。

2001年6月に結成したハイキングウォーキング。もともと別のコンビとして舞台を共にし、Wボケのコンビを解散したQ太郎から漫才でツッコミを担当していた松田に惚れ込んで声を掛けた。「エンタの神様」（日本テレビ系）をきっかけに活躍の場を広げ、現在まで「瞬く間だった」と2人は振り返る。芸歴でいえば松田が先輩、歳上のQ太郎が後輩にあたり、自分たちを「部活の先輩後輩みたいな感じ」と表現。敬語を使いあいコンビ仲は常に良好だ。

結成当時はQ太郎が「俺がネタを書く」と奮起していたが、松田によれば1年も経たないうちに「バイトに専念させてくれ」と言ってやめてしまった。それ以降は松田がネタ作りを担当。Q太郎は「よく許してくれましたね（笑）」と笑いながら当時を回想し、「建築現場で働いていたので、あのとき許してくれなければ今頃、新築のマンション建ててます」と話す。しかし今回の単独ライブでは初めて2人でネタを作成する。その契機となったのは昨年復活した「M-1グランプリ」だった。

ハイキングウォーキングは2015年、コントも漫才もやめて“スーパーイリュージョン”など得意の諸芸に専念。「M-1」だけは挑戦してみようと改めて松田がネタを書いたが、それよりもネタ合わせする中で出てきたアイデアに面白味を感じた。松田は「M-1はすごく大きなきっかけだった」と語り、「センターマイクとの距離の取り方もわからなかった」ところから「ボケメインだったのをツッコミ重視にしよう」などと試行錯誤を重ね、予選の間に成長を遂げたと大会を振り返った。

単独ライブではコントの合間にスーパーイリュージョンも展開。2人が初めて共作する新ネタに加えて、これまでに培ってきた芸でも楽しませる。松田は「もう一度コントに向き合って、2人で作って2人で仕上げたものを観ていただければと思います」、Q太郎は「僕がネタ作りに参加することで、今まで100だったものが200になればいいですが、110くらいにはなると思います（笑）」と読者にメッセージを送っている。

ハイキングウォーキング結成15周年単独ライブ「BAKAKA」

日時：2016年3月19日（土）19:00開場 19:30開演
会場：東京・ルミネtheよしもと
料金：前売2500円 当日3000円
チケット：チケットよしもと（Yコード：999050）にて販売中。