15億円相続芸人・前田けゑが現実明かす「税金5億円払わないといけない」

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昨日11月10日、東京・ユーロライブにて映画「パリ3区の遺産相続人」の公開記念イベントが行われ、“カスタネット芸人”前田けゑが出席した。

「パリ3区の遺産相続人」の公開記念イベントに登壇した前田けゑ。

「パリ3区の遺産相続人」の公開記念イベントに登壇した前田けゑ。

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脚本家のイスラエル・ホロヴィッツが監督を務める「パリ3区の遺産相続人」は、主人公・マティアスが亡くなった父親の遺産相続によって手に入れた豪華なアパートを舞台に、知られざる家族の歴史と対面していくヒューマンドラマ。養母から15億円を相続したというエピソードを持つ前田は得意のカスタネット芸で会場を盛り上げたあと、作品の内容にちなんで遺産トークを繰り広げ、終始観客の興味を引きつけていた。

映画の感想について前田は「遺産を相続した当時のことを思い出しました。リアルに感じましたね」と述べ、自身の体験談を披露。「僕の祖母が、跡取りがいなくて悩んでるという名古屋のおばあちゃんを紹介してくれて。3回くらいご飯を食べて、そのまま区役所に行って名古屋のおばあちゃんの養子になりました(笑)」と当時を振り返った。

この“名古屋のおばあちゃん”に15億円の遺産があることを知らなかったという前田は「(名古屋のおばあちゃんが)亡くなっていきなり15億円の遺産を目の前にして、頭が真っ白になりました」と話す。また「15億円の遺産を相続したら、税金を5億円払わないといけないんですよ。15億の延滞税は1日2万円。貯金が10万円しかないので大変でした」と一転して現実的な話も。さらに「僕が養子に入る前に、養子入りしようとした人がいたんですが、その人からの攻撃はすごかったですよ! 車のミラーは必ず折れてました!」と嫌がらせがあったことも明かす。

これらのエピソードをきっかけにファンレターも増えたと語る前田だが、一方で「分厚いファンレターを読み進めると最後に口座番号が書いてあったり、500万振り込んでくれと書いている手紙もありました」と苦笑い。「こういう人には遺産相続はないんだろうなと思いますね。遺産を目の前にして冷静でいられるかが大切。あとはやっぱり、人と人のつながりが大事ですよ」と経験談を述べた。

「パリ3区の遺産相続人」は11月14日(土)に全国ロードショー。

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