アンガ田中気付く「実は何も言わずに佇んでいるほうが気持ち悪いのかも」

昨日8月17日に東京・THE BAGUS PLACEにて映画「ナイトクローラー」の公開記念イベントが行われ、アンガールズが出席した。

「ナイトクローラー」は、テレビ局に悲惨な映像を売って稼ぐパパラッチ“ナイトクローラー”の道に足を踏み入れていく主人公を描いたサスペンス映画。アンガールズの2人は、不気味なキャラクターを演じるために約12キロの減量に挑んだ主演俳優、ジェイク・ギレンホールの見た目を真似した姿でイベントに登場した。

映画を観た感想について田中は「主人公のルイスがとにかく気持ち悪いです。俺から見てもそう思う。俺が『ウアアア、山根ー！』とか言ってるよりも、実は何も言わずにこの主人公みたいに佇んでいるほうが気持ち悪いのかもと感じました」とコメント。また山根が「主人公に対して『何だこいつ、どこかで俺が制裁を食らわせなきゃ』と思いながら観てました」と話すと、田中はすかさず「山根じゃ絶対に無理ー（笑）」とツッコみ会場の笑いを誘っていた。

人の注目を集める映像を撮るために一線を超えた行動をとるルイスにちなみ、アンガールズの2人は今まで視聴率を上げようと無茶したエピソードを披露することに。田中は「テレビで親孝行するコーナーがあって。実家の母親に160万円もするパワーショベルを自腹で買ってあげたの。それなのに全然視聴率はよくなかった。お金を投じたから視聴率が上がるってわけじゃないよね」と振り返る。山根も「テレビ番組の企画で、山盛りになってるクレソンを24時間ひたすら食べ続けるっていうのがあって。でも、それも視聴率は振るわなかったしね……」と、多くの人に番組を観てもらう難しさを語った。

最後に「ナイトクローラー」のオススメポイントを挙げることになった2人。それぞれ「怪しい人間を観察してるような気持ちで観ると『こういう人間もいるんだなー』と気をつけながら生きていくための参考にもなる」（田中）、「『うわー！』っていうホラーじゃなくて心の中がゾクゾクするような、観てるとどんどん吸い込まれていく映画」（山根）と推薦し、イベントを締めくくった。

映画「ナイトクローラー」は、8月22日（土）に全国公開。