ホンマにがんばった！8.6秒単独ライブにオリラジ、斎藤、V.Iらも加勢

8.6秒バズーカーが昨日4月4日、東京・ルミネtheよしもとにて単独ライブ「8.6SecBAZOOKAA ～初TOKYO単独ライブでラッスンゴレライ！～」を開催した。

これは彼らにとって今年3月に行った「8.6sec BAZOOKAA～なんばグランド花月“史上最速”単独ライブでラッスンゴレライ！～」に続くデビュー以降2回目の単独ライブ。東京では初開催とあって、子供から大人まで幅広い年齢層のファンや多数の報道陣が会場に詰めかけた。

開演15秒前からカウントダウンがスタートし、期待がピークに達した観客の前に8.6秒バズーカーの2人が登場。さっそく「ラッスンゴレライ」が披露されると早くも会場は熱気を帯びる。続くリズムネタ「走りダッシュ」でも盛り上がり、その後に上映された50メートル走のVTRではまやねんが奇跡的な記録を叩き出すと、観客は沸き上がった。

はまやねんは「アリーナー！ 2階席ー！ おはようー！」とアーティスト気分で来場者にアピール。田中シングルは「『おはよう』って何（笑）？ 朝のあいさつするアーティスト、カリスマ性なし」とツッコみつつ笑う。改めて2人は「記者会見で満席にならなかったらラッスンゴレライを封印すると約束しましたけど……満席です！ ありがとうございます！」と感謝。そしてシングルが「新ネタならぬ“新曲”3曲続けてどうぞ！」と言い放ち、ネタの導入となる映像と新作のリズムネタが立て続けに繰り広げられると、息つく間もなく「初めてシリーズ」と題した企画コーナーへ。

このコーナーで2人はモノボケ、一発ギャグ、謎かけ、モノマネ、けん玉、マジック、熱々おでんなどにチャレンジした。「初めての出落ち」ではバンビーノのコント「ダンスィングフィッソン族」の衣装に身を包み、壁を突き破って登場。動きが機敏なシングルは完璧にバンビーノ石山の役を演じ切り、獲物となるはまやねんを“ニーブラ”してみせる。続く「初めての漫才」では大阪公演で披露したのとは別の、クイズを題材にした新ネタを展開した。

また「ラッスンゴレライ」の“完コピ”で話題を呼んだオリエンタルラジオや、美声を持つトレンディエンジェル斎藤、AFRAなどのゲストが、それぞれハチロクとコラボ。オリラジ中田がコラボステージの前に、「リズムネタはやめろ」と助言する大阪公演に登場した藤崎マーケットと、リズムネタで突き進む自分たちのどちらを信じるのか8.6秒バズーカーに問い詰める場面も。

シングルは「どっちがっていうわけじゃない。ネオヒューマンじゃないですけど、いろんな先輩の話を聞いた上で、“噛み砕いた僕ら”になれれば」とビジョンを明かし、「ちゃんと考えてるんだね」とオリラジを納得させた。さらに中田は「俺らの次に誰が来るのかなってずっと思ってた。デビューしてバーッと行く奴らが10年以内に絶対現れるって。そしたらちょうど10年で（8.6秒バズーカーが）現れたの！」と、瞬く間に売れっ子になっていった後輩の出現を自分たちに重ねあわせて興奮気味に語る。熱い気持ちをぶつけあう中田とシングル、それを聞いているだけのオリラジ藤森とはまやねんの対比が笑いを呼んだ。

アンコールではBIGBANGのV.Iから届いたメッセージが上映され、BIGBANGに扮した8.6秒バズーカー、彼らと同期のはね犬バンジー中尾らが「ファンタスティックゴレライ」を披露。エンディングで8.6秒バズーカーは「やり切りました。泣きそうやわ」（はまやねん）、「ホンマにがんばったわ……！」（シングル）と感想を述べ、怒涛の日々の中で単独ライブを成功させた達成感を味わっていた。

なおこの単独ライブの模様は6月17日に発売されるDVD「8.6秒バズーカー 単独ライブ（仮）」に収録される予定だ。