本作に収録されているのはナイツのホームともいえる浅草 東洋館で撮り下ろした、新ネタ含む9本の漫才。おなじみの「ヤホーで調べました」や浅草の師匠たちを題材にしたネタ、土屋家の内部を掘り下げたネタ、塙が「最強」だと豪語し続ける変わりネタなど、枠にとらわれないさまざまな漫才を楽しめる。
「いつもの漫才じゃない漫才を観に独演会に来てくれている人たち」に向けて新ネタを作っているという塙。「新しいネタに挑戦して、面白いパターンが見つかれば来年もやっていく」とネタ作りについて語る。また「カンコンキンシアター」を引き合いに出し、「何回観てもめっちゃ面白くて、僕らも挑戦的なネタを取り入れながらある程度は同じような構成にしている」と明かした。
収録されている漫才「CA物語」は土屋によどみないセリフ回しを要求するネタ。土屋に感触を尋ねると「覚えなきゃいけないネタだと『大変だな……』と思いますけど、塙さんが持ってくるネタを最初に見るときが楽しみ。定番のやつは最初に1本やるとして、挑戦のネタがあるっていう形はいいと思います」と答えた。
また、今年は塙が理事を務めている漫才協会が60周年を迎えることもあり、恒例ライブ「漫才大会」に力を入れたいと意気込む2人。土屋は「60時間漫才っていう案も出たんですけど、師匠たちの体力の問題が(笑)。進化するチャンスなので盛り上げていきたい」と抱負を述べ、漫才協会に大晦日特番の企画が舞い込むことも期待する。
一方塙は「いつの間にかきれいな漫才をやる流れになっちゃってるけど、漫才協会からそこをぶっ壊して『漫才協会ってわけわかんないね』ってなったほうがいいんじゃないか」と根底からの方向転換も視野に入れつつ、「みんなに超テレビ向きのキャラをつけさせて、僕らだけ正統派で残ればより引き立つ(笑)」とニヤけてみせた。
漫才協会の発展に尽力するナイツの多彩な漫才を、2人が「どんな若手よりも挑戦している」とアピールする本作で味わおう。
ナイツからのメッセージ
土屋:いつものネタから、漫才とは、お笑いとは何かっていうところを掘り下げたネタまで、ずいぶん広い範囲でやってますので、お笑いファンの方から高齢者の方までぜひ観ていただきたいなと思います。
塙:DVDって車でも家でも、どこでも流せるじゃないですか。絶対買っといたほうがいいですよ。持ってない人の意味がわからない。僕らの漫才は耳で聴けますから、BGM代わりに買っていただきたいです。
ナイツDVD「二人対談」
01. 2014年をヤホーで調べました
02. 素晴らしき師匠
03. 小
04. あらかじめ
05. 塙不動産
06. 最強のネタ
07. 盛れない男
08. CA物語
09. TAEKO
ナイツのほかの記事
リンク
- ナイツ「二人対談」 « CONTENTS LEAGUE
- マセキ芸能社 MASEKI GEINOSHA Official Site
※記事公開から5年以上経過しているため、セキュリティ考慮の上、リンクをオフにしています。
Totemo512 @Totemo512
ナイツさんの凄さは、古さ良しの浅草のど真ん中で、高度先端の笑いをまたがって作り出しているところだと思われます‥保守化する日本もその姿勢が参考に‥RT @owarai_natalie 「どんな若手よりも挑戦している」ナイツ…最新DVD発売http://t.co/lB0Xiiutnh