TKO木本初の1人芝居が明日スタート「哀愁がある」演技にお墨付き

TKO木本が初の1人芝居に挑戦する舞台「嘘は、検索できません。」が、明日12月25日（木）から東京・下北沢 小劇場B1にて開催される。

「嘘は、検索できません。」は嘘つきな5人の「オモテ」の生活を小説で描き、「ウラ」を1人芝居で表現するという多方向から楽しめる新型舞台。セット美術にはプロジェクションマッピングを使用するなど工夫も見どころだ。

お笑いナタリーでは木本の稽古場に潜入し、コメント取材を行った。

TKO木本 コメント

──1人稽古の感想は？
1人といっても、普段の稽古のときは皆さんにセリフを覚えるのを手伝ってもらったりとか、立って演出してもらったりしています。でも演出してもらうときに全部が全部、僕のことについて言うじゃないですか。コンビのときは「じゃあ木下さんはこうしましょう」とかありますけど、僕のことを全部見られている……そのストレスで免疫が下がって風邪を引きました（笑）。
──役やセリフに提案することはありますか？
自分が提案することといったら、「このセリフの言い回しはこっちのほうが言いやすい」くらい。あとは全部言うことをきこうと思って。僕の今回のテーマは「全部乗っかる」。僕という人間を料理してください、という気持ちです。
──稽古中に言われてうれしかったこと、また傷ついたことは？
傷ついたのは自分でまったく思っていなかったのに「哀愁」があると言われたこと。「哀愁」とか「切なさ」ってお笑いと真逆じゃないですか。昔、森本レオさんにも言われたんですよ！「木本さんいいですね。なんか悲しいんだな」って（笑）。
──「哀愁」が今後のコントにも生かされたり？
もちろんここで経験させてもらったことは全部TKOに役立てないとダメなんで。木下となにかやるときに、ツッコミなのにものすごいかわいそうな人の役とかできたらいいですね。
──最後に舞台の見どころをお願いします。
今回の舞台のテーマは「嘘」。嘘ってめっちゃ面白いやんという話で、嘘をテーマにしたオムニバスなんです。いろんな嘘があって、死ぬまでに1回も嘘をつかない人ってたぶんいないじゃないですか。神様がいたとして、人が神様からもらった「嘘」のカードをどの局面で出すか、そのセンスを見られているような気がするんですよね。いい嘘、悪い嘘、悲しい嘘、面白い嘘、いろいろありますけど、嘘をテーマにしたストーリーってどれも全部面白いので、ぜひ観に来てください。