台本は“話半分”キンコメ今野の映画役づくり

来年2015年公開予定の映画「原宿デニール」にキングオブコメディ今野が出演。先日都内にて撮影が行われ、今野が囲み取材に応じた。

本作は、日本のポップカルチャーの発信地の1つ、原宿を舞台にした若者たちの群像劇。さまざまな思いを抱えて暮らす人々が交差し、やがて1つの物語を作り上げていく。監督・脚本を務めたのは、映画「ホテルビーナス」や、モーニング娘。「LOVEマシーン」のビデオクリップなどを手掛けるタカハタ秀太。今野はこれまで、ドラマ「黒い十人の黒木瞳。」「ミエリーノ柏木」などのタカハタ作品に出演している。

主演は女優の武田梨奈と、2月にメジャーデビューしたボーイズグループのBEE SHUFFLE。武田は今野演じる先輩刑事・澤田との関係に一喜一憂している婦官役を務めている。

劇中の衣装のまま取材会場に現れた今野。「今日が撮影3日目で最終回。あっという間です」と感想を語る。「タカハタ監督とは4回目ですが、台本とは関係ない指示が非常に多いんです。それはわかってたので、台本も話半分に読んで（笑）。自分の頭の中に余白を作りながら。120％台本を覚えちゃうと、タカハタ監督のおふざけについていけなくなるので気をつけてやりました」とタカハタ監督作品に臨む姿勢について明かした。

「この映画は“想像”の話。だからキャラクターは作ってないです」と語る今野が、どんな演技を披露しているのか。ぜひ公開を楽しみに待とう。映画「原宿デニール」は東京・ユナイテッド・シネマ豊洲をメイン館に順次全国公開される。