昨日8月31日、武将様こと
昨年2013年9月に初めて行われた摩訶不思議珍道中が1年ぶりに復活。チケットが完売した今回は、近郊はもちろん尾張や江戸からも多くの参加者たちが大阪駅に集まり、“紫の巨大籠”ことツアーバスで武将様が現れるのを待っていた。
先に現れたのはお付のゴエ爺で「途中まで武将様と一緒だったんですが、はぐれてしまって」と困り顔。そこに籠の前方から旗を体に巻き付けた武将様の姿が。ゴエ爺に促されて一行がバスを降りると、武将様による“お迎えの儀”が始まった。突然のことに固まってしまった参加者たち。するとゴエ爺は慌てて「拍手をお願いしますよ!」「よ!武将様!」と呼びかけていた。
武将様の御威光で見事な青空に恵まれる中出発すると、誰よりも厚着に関わらず「灼熱の思い出を!」と前回以上に気合を見せた武将様。そんな武将様にゴエ爺は終始「さすがでございます」と褒めたたえ追従の姿勢を見せていた。出発後まもなく、眼光鋭い武将様は「西の空から何か来る! 窓を開けろ!」と指示。そこに飛び込んできたのは武将様が飼っている鷹のおふうで、武将様を心配するあまり飛んできてしまった様子だった。
最初の目的地は大坂城で、太閤秀吉に出発の挨拶。いち早く秀吉を見つけた武将様は「見えぬか? 色白で小太りの。『行ってらっしゃい』の垂れ幕が」と皆にその様子を語って聞かせた。その後、車中では武将様の戦「猛将列伝」の裏話や、今後の珍道中でやりたいことなどの話題で参加者たちと和気あいあい。「猛将列伝」では大イノシシを用意するためガムテープを1箱分使い社員に怒られたと明かすと、全員笑いが堪えきれない様子だった。
昼食は武将様が大釜で炊いた米と、「あれほど己が力で味と香りを出せるものはない」と絶賛する食材・えびの名コラボ「えび天むす」を用意。途中で籠を止め、自ら店に取りに行こうとすると「何もないぞ」と武将様が言うにも関わらず参加者たちはこぞって後を付いて行き、店主と武将様による貴重な場面などを写真に収めていた。
車中に戻ると、昼食に箸が入っていないことが判明。一方通行のためなかなか店に戻れずにいたところ、武将様が「あれ? あそこに怪しい者が!」と指差した先に、“近江、姫泣かせの美剣士”こと
難を逃れた一行は、武将様の盟友・真田幸村に会いに行くために三光神社へ。久々の再会に喜びうれしそうな将軍様だったが、真田のうしろに千両箱を発見。いたずら心から「あそこに新しい城ができたんじゃ」などと真田の気を引いている間に、その千両箱を盗み出してしまった。
急いで近くの公園に移動し、箱を開けてみると中身は「真田様のおかし」と書かれたたくさんの袋。将軍様は「明日山登りに行くと言っておった!」と大笑いで、偶然数がぴったりだったその袋を参加者たちに配り、「足音を立てぬように、忍者のように」と参加者たちを急き立てて急いで籠に戻った。
昼食場所はのどかな川のそばだったが、武将様は「景色はいいが戦をしている場所で危ない」と、万が一のために火縄銃と大砲を用意。いざというときのために撃つ係を決めた上で、ほのぼのとした昼食を全員一緒に楽しんだ。
武将様の心配も杞憂かと思われたそのとき、ふいにゴエ爺に矢が命中。ニヤニヤしながら一斉にカメラを構え始めた一行を矢から守ろうと「落ち着け! 慌てるな!」と制すると、武将様は先陣を切って矢が飛んできた方向へ偵察に。そこから鉄砲隊に「撃て!」と指示を出したところ、すべての弾がまさかの武将様に命中してしまった。
瀕死の傷を負いながらも見事に敵を仕留め一行の命を守った武将様。息も絶え絶えのゴエ爺に駆け寄ると血が出ておらず、よく見ると真田様のおやつ袋に入っていた数字がたくさん書かれた謎の紙に矢が当たり一命を取り留めたことがわかった。
さらに武将様はこの戦で偶然「家が2、3軒建つ」というほどの砂金を発見し、その砂金で「かき氷なる高価で珍しいものを食べよう」と提案。武将様が見つけた特大の金塊を元手に、かき氷機と蜜を購入し、奈良公園で2人が懸命にかき氷機をまわして、全員にかき氷を振る舞った。
帰りの道中、籠の中では先ほどの謎の紙を「びんご」と名付け、ばあや手作りの数字の紙を使って「縦横ななめ穴開け揃え」という新たな遊びを考案。あと1つの数字で揃う場合は「いざ!」、揃った場合は「見事見事あっぱれじゃ!」、2つの「いざ!」ができると「なんとなんとなんとばあや!」、3つの「いざ!」では「本能寺が燃えておる!」などの掛け声も決めた。
「戦国ー!」(武将様)、「びんごー!」(参加者)の合図で武将様が数字を引くたび参加者たちは一喜一憂。揃った人には「猛将列伝」の武将陣から武将様がもらってきた色紙を贈呈するという大盤振る舞いも。色紙がたりなくなると、ゴエ爺がその場でしたためた特別な色紙を用意。最後の色紙には「よく付いて来てくれました」と感謝の気持ちを込めて、「み~んな大好き」と書くと、参加者たちから大きな拍手が沸き起こった。
あっという間に終わってしまった珍道中だったが、武将様からは「さよならという言葉は使わぬ。また」とお言葉。全員寂しそうな表情ながらも「御意」と言うと、「最後まで『御意』が揃わぬ(笑)」と苦笑していた。今回も最後は武将様が1人1人に直筆の感謝の文を手渡しし、「心を込めて、心を込めて、感謝申し上げまするー! 見事見事あっぱれじゃー!」と大阪駅前で雄叫びを上げた。
この模様は参加者たちが「#武将様珍道中」で細かく報告。また、この日何カ所かで撮影された武将様のPVは完成次第YouTubeにアップされる予定だ。次回珍道中開催日は未定。平成の世にいながら戦国時代を味わえる、この類まれなる珍道中に次回参加してみては。
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