桂文枝が若手落語家を育成「戀する落語会」スタート

六代桂文枝がプロデュースする「神保町花月～桂文枝プロデュース～戀（こい）する落語会」が6月からスタートする。昨日5月15日、東京・神保町花月で開催発表会見が行われ、文枝のほか桂三度、桂三四郎、桂三輝、桂三語が出席した。

「落語を聴けば誰かを好きになる」というコンセプトのもと、毎回1人の若手落語家に焦点を当てる「戀する落語会」。落語になじみのない人も気軽に楽しめる内容を目指す。2012年から1年8カ月にわたって襲名披露公演を行った文枝は、次なる目標を「300席残す」ことと「若い人につなぐ」ことだと明かし、「東京のみなさんに落語の面白さを知ってもらいたい」と、この新しい落語会の目的を語った。

第1回を飾るのは桂三度。「三度は3度“笑ぶ”する」と題し、つかみのトーク、落語、そしてたむらけんじとミサイルマン西代をゲストに招いたトークコーナーを展開する。「こんなチャンスをいただきありがとうございます。これを筆頭にいろいろ始まっていったらいいなと思いますし、自分もいつか若手を育成する立場にならなアカンな、と気が引き締まる思いでございます」と、「100％真面目」に意気込んだ。

桂三四郎は「『戀する落語会』に抜擢されるということは、僕らにとっては『バイキング』の曜日レギュラーを任されるとの同じくらいの気持ち。ここから名前を売ってがんばっていこうと思っております」と熱を込める。海外公演を多くこなしている桂三輝は、「海外の方も日本の方も、みんな一緒に英語で“戀に落る”落語を」と挨拶。唯一20代の桂三語は、「若手落語家フィーチャーということですが、みなさんけっこう歳いってはりますので……（笑）。僕が一番若いので、そういう意味でも僕が引っ張るつもりでがんばります」と話した。

「神保町花月 ～桂文枝プロデュース～ 戀する落語会 パートI『三度は3度“笑ぶ”する』」は6月8日（日）開催。今後は桂文枝一門以外の若手落語家も登場する予定だ。

神保町花月 ～桂文枝プロデュース～ 戀する落語会 パートI「三度は3度“笑ぶ”する」

日時：2014年6月8日（日） 13:30開場 14:00開演
会場：東京・神保町花月
料金：前売3000円 当日3200円
チケット：チケットよしもと（Ｙコード：999-070）にて販売中。