鉄拳、涙ながらに「参りました」実写版「振り子」に感謝

「第6回沖縄国際映画祭」2日目となる昨日3月21日、沖縄コンベンションセンター・シアター2にて、鉄拳のパラパラ漫画が原作の実写映画「振り子」の上映会付き舞台挨拶と記者会見が行われた。

舞台挨拶に登壇したのは、主演の中村獅童、ヒロインの小西真奈美、板尾創路、鉄拳、竹永典弘監督の5人。鉄拳は涙を堪えながら監督、出演者に「ありがとう」と感謝する。「感動で泣きました。想像を超えましたね。パラパラ漫画よりこっちのほうがいい（笑）。ちょっと悔しいです。参りました」と実写版の完成度の高さに驚きの様子だった。

板尾は「原作自体がいい作品なので、最初は映画化する必要はないんじゃないかと思っていました。だけどいい作品に恥じることなく演じていこうという場の雰囲気があって、より素晴らしい作品になりました」とコメント。この上映会で初めて鑑賞したという小西も「引き込まれて涙が止まりませんでした。こんなに号泣するのは自分の作品ではなかなかない」と感想を語った。

また同映画には鉄拳が素顔で出演している。「素顔で映画に出るのは初めてなのでめちゃくちゃ緊張しました」と鉄拳は撮影を回想。竹永監督は「『時間』がテーマの映画です。いつもは見過ごしがちなものを描いています。家族でぜひ見てほしい」とメッセージを送った。